2017年1月23日(月)  不妊治療全般

排卵検査薬で妊娠判定ができる?


排卵検査薬と妊娠検査薬の違い

よく、排卵検査薬で妊娠判定が分かるという話を耳にするが、それは本当なのだろうか?まずは、排卵検査薬と妊娠検査薬の違いを調べてみた。

● 排卵検査薬

尿中のヒト黄体形成ホルモン(LH)を検出する。黄体形成ホルモン(LH)の分泌量によってテスト線の濃さが変化し、最も妊娠しやすい時期(排卵日)を約1~2日前に予測する。ただ、メーカーブランドによって、予測範囲は異なる。

● 妊娠検査薬

尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)を検出する。ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)は、将来胎盤になる絨毛組織から分泌されるホルモンで、排卵日から2~3週間目には陽性反応が出るように作られている。しかし、個人差もあるため、生理予定日1週間後の検査が推奨されている。

排卵検査薬で妊娠判定は無意味?

排卵検査薬と妊娠検査薬の2製品は、検出されるホルモンの種類が全く異なる。

しかし、この2種のホルモンは構造がとても似ているため、受胎していれば「排卵検査薬」でも「ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)」を、感知して陽性を示すことがあるようだ。

妊娠検査薬は「hCG検出感度:20~100mIU/mLほど」で、国内で主に市販されている製品は50mIU/mL、早期妊娠検査薬として販売されている物は「25mIU/mL」が検出基準値となっている。

排卵検査薬は「LH検出感度:25mIU/mL」である。構造が似ていると言っても、やはり別々のホルモンを検出するため、排卵検査薬で必ず妊娠判定が出来るとは言えないのだ。

陽性反応が示されても、あくまで「妊娠の希望は持てる」程度にしかならない。

確実に妊娠の有無を確認したい場合は、産婦人科へ行かれることが一番だ。また、自分で調べたい場合は、やはり「妊娠検査薬」だろう。生理予定日から1週間後に検査を行えば、妊娠検査薬が誤報を伝えることは、ほぼない。

より妊娠に近づくために

基礎体温を付ける

基礎体温を付けることで、自分の排卵日の予測をたてやすくなる。また、測定結果・体調・性交の有無もグラフに書き込むことで変化も分かりやすくなる。

尿検査・排卵検査薬

尿中の「LHサージの」分泌量を検出し、排卵のタイミングを把握する。「LHサージ」がみられたら、そこから約12〜36時間(ピークからは10〜12時間)以内に排卵が起きる。

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