2017年3月28日(火)  不妊治療全般

子宮内膜炎で妊娠するには


子宮内膜炎とは、子宮内にある子宮内膜が細菌感染によって炎症してしまっている状態を言う。一般的な成熟女性は、頸管粘液で細菌を排除し、生理(月経)によって内膜が剥離・再生を繰り返すため発症しにくいと言われている。

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子宮内膜炎とは

子宮内膜炎は、大きく3つに分けられる。

・急性子宮内膜炎
・慢性子宮内膜炎
・老人性子宮内膜炎


この中でも、慢性子宮内膜炎は、不妊の原因になることが分かってきている。

原因

細菌感染

淋菌、連鎖球菌、ブドウ球菌、大腸菌、クラミジアなどの菌が子宮内に侵入し感染・炎症を起こす。出産や流産後、IUD(子宮内リング)の挿入後に感染しやすくなる。

結核菌感染

結核菌が、卵管結核を発症し子宮内に入り込む。まれにリンパや血液の流れに乗って感染する場合もある。

症状

子宮内膜炎の種類によって症状が異なる。

急性子宮内膜炎

・激しい下腹部痛
・発熱
・腰痛
・おりものの増加
・不正出血

慢性子宮内膜炎

・ほぼ自覚症状なし
・まれに経血量の減少
・無月経

老人性子宮内膜炎

・膿のようなおりもの
・下腹部痛

子宮内膜炎と不妊

子宮内膜炎のうち、「慢性子宮内膜炎」が不妊に関わっていることが分かってきている。慢性子宮内膜炎は、形質細胞というリンパ球が子宮内に侵入して炎症を起こす。

不妊で悩む方を対象に調査を行ったところ、不育症の方の約3割、原因不明不妊症の方の約3割に慢性子宮内膜炎が見られる。

抗生剤による治療を行うと慢性子宮内膜炎が改善し、それにともなって妊娠率が改善することも報告されているため、一人で悩まず、一度産婦人科へ検査を受けることを勧める。

また、不妊の原因は、結核性子宮内膜炎や非定型的内膜炎も関係しているようだ。

妊娠するためには

子宮内膜炎は、放置しておくと不妊の引き金となることが多い。もし、下腹部痛やおりものの量がいつもより増加していると感じた場合は、すぐに産婦人科を受診して調べるようにしょう。

また、現在子宮内膜炎を治療されている方は、しっかりとその治療を行おう。治療することで妊娠できた方が大勢いる。

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