2017年1月21日(土)  不妊治療全般

AID人工授精を選ぶ理由


AID(人工授精)とは

AID(人工授精)はArtificial Insemination of Donor( 非配偶者間人工授精)の略で、夫の精子ではなく、第三者が提供した精子を直接子宮膣内に注入する方法である。

夫に遺伝性疾患がある場合や、精巣の機能に問題があって精子が作れない場合に利用されるケースが多い。

稀に「少しでも優秀な遺伝子が欲しい」という理由でAIDを希望する人がいるが、本来は夫が無精子症の女性の場合に限られる治療法である。

しかし、現在の日本には生殖技術や不妊治療に関する法律はないので、夫の精子に問題のない女性やパートナーのいない未婚女性に対して精子提供がなされても、それが法に触れるということはない。

また、日本産科婦人科学会や日本不妊学会などが独自にガイドラインを定めているが、その内容はそれぞれ微妙に違っており、どれに従うかは個人の判断に委ねられる。

精子の提供

精子の提供に関しては、「日本精子バンク機構」が有名であるが、ここはドナーに関する様々な資料や定期検査報告書などの管理がしってかりしており、安全性の高い精子を無料で提供してもらうことができる。

提供方法は「病院での人工授精」「病院での体外受精」「注射器(シリンダー)を用いたセルフ人工授精」の3種類だが、夫婦にはより成功率の高い方法として病院での利用が推奨されている。

こうした団体を通さず、個人から精子を提供されるケースも増えているが、性病や遺伝子に関する検査が杜撰な場合も多く、安全性の面では疑問が残る。

また、基本的に匿名で、直接会って渡してもらう場合も仮名を名乗ることが珍しくないので、何か問題が起きた時や将来子供が生物学上の父親に興味を持った時に困ることになるかもしれない。

ちなみに「妻との間に子供はできなかったが、自分の遺伝子をこの世に残したい」などの理由で提供する男性も多く、ほとんどが無償で行われているようだ。

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