2024年4月17日(水)  卵子対策

排卵後の卵胞が黄体になるタイミングとは?

卵胞が妊娠準備期と言える黄体期に入るまでを、月経周期に沿って見てみよう。
月経周期は、月経の始まった日から次の月経が始まる前の期間をさし、一般的にその周期は25〜38日くらいといわれている。

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1)卵胞期

月経開始から排卵するまでの期間。卵巣の中ある卵子のもととなる原始細胞が、成熟細胞に発育する。
卵胞は月経開始10日目ごろからエストロゲンが大量に分泌されることにより、著しい成長が見られるようになる。

2)排卵

エストロゲンがある程度増えると、脳の下垂体から黄体化ホルモンの放出(LHサージ)が起こる。LHサージ開始から約36時間前後で排卵が起こる。

3)黄体期

排卵後の卵胞は黄体という組織になり、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌する。この分泌により、子宮内膜は妊娠の準備のためにふかふかのベッドのような状態になる。
この期間の日数は14日前後、ピークに達するのは排卵後7日目あたりである。

4)月経

黄体ホルモンの量が減ることにより、妊娠の準備状態であった子宮内膜がはがれ落ち、血液とともに子宮口から排出される。

より妊娠しやすいカラダにするために

排卵周期のポイントを押さえて、妊娠確率をあげることは、妊娠・出産において大切なことだ。
しかし、それだけでは「より妊娠しやすいカラダ」に繋げるには役不足だ。もちろん、妊娠の基礎である排卵日のタイミングやホルモン分泌の促進なども大切ではある。

だが、根本的な部分である「卵子」「精子」の質の向上=妊娠力のアップが最も重要なのだ。そのためには、規則正しい生活が欠かせない。

生活習慣・食事などの改善

夜更かしや添加物だらけの食事、運動不足、喫煙、アルコール、ストレスが当たり前になっている人は、少しずつ生活を変えていこう。
寝る時間を一時間早めたり、自炊の回数を週に1、2回増やしたりするだけでも効果はある。

精子や卵子の質の向上

卵子と精子にはその機能を十分に発揮させるための細胞器官が備わっている。それは「ミトコンドリア」と呼ばれるエネルギー製造装置のような器官だ。

しかし、このミトコンドリアは体に良くない生活を続けていると徐々にその数は減少し、必要なエネルギーを作り出すことができなくなってしまう。

そして、卵子と精子の妊娠するための機能が正常に働かなくなるのだ。では、いかにして妊娠するための機能を保たせるのか。

ミトコンドリアの活性化

卵子や精子のエネルギー製造装置の役割を担っている「ミトコンドリア」を元気にさせることが一番の近道だ。
方法としては、早寝早起きなどの規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事、適度な運動などがあげられる。

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