2017年1月22日(日)  流産 不育症

不育症の検査から治療までの費用


「不育症」とは、妊娠はするもののお腹の中で胎児が育たず、流産や死産を繰り返して子供が持てないことである。

原因はいろいろと考えられるが、染色体異常や、血が固まりやすく胎児に必要な酸素や栄養素を届けることができない抗リン脂質抗体症候群などの場合が多い。

主な検査項目

不育症が疑われる時は、主に次のような検査をする。

・ 染色体の異常率   :夫婦の場合約20,000〜50,000円前後
・ 子宮筋腫や子宮奇形 :1,500〜5,000円前後(保険適用)
・ ホルモンバランス  :1,000~9,000円(保険適用)
・ 血栓性の素因    :1,000~9,000円(保険適用)
・ 生殖ストレス    :1,000~9,000円(保険適用)
・ 感染症       :1,000~9,000円(保険適用)
・ 自己抗体異常    :5,000円前後〜

検査費用はそれぞれの項目ごとに異なり、安いものでは500円、高いものでは50,000円などと大きな開きがある。平均的にみると、大体50,000円前後のようだ。もちろん、保険が適用されるものもあるため、事前に確認が必要だ。

また、子宮の形以外はほとんどが血液検査で、どれを受けるかはその時の体の状態や患者さん本人の希望による。

不育症の原因

赤ちゃんがお腹の中で育つことができない時には、赤ちゃん自身の染色体に異常があって自然淘汰されてしまう場合と、親側に赤ちゃんがちゃんと育つことのできない事情がある場合に分かれる。また、その両方が複雑に絡み合っていることもあるだろう。

不育症の検査では、まず「原因が何なのか」を明らかにし、必要があれば適切な治療へと進んでいく。原因を取り除くことで無事に妊娠できるケースも多いので、できれば夫婦揃って受けておくと良いだろう。

主な治療

検査の結果、治療が必要となった場合は、主に次のような治療が施される。

低用量アスピリン療法

抗リン脂質抗体症候群により、血液が固まりやすい状態になっている患者さんに対して行われる。

放置していると血栓ができて胎児への栄養補給に支障が出るので、少量のアスピリンで血液の凝固を防ぐ。費用は1錠あたり10円ぐらいなので、経済的な負担に関してはそれほど心配ない。

また、定期的なカウンセリングも同時に行われる。不安やストレスも胎児の居心地を悪くする原因になるので、心配なことがあれば医師に打ち明けてアドバイスをもらうようにしよう。

もし糖尿病などの病気が発見された場合には、専門医の診察や治療も必要となる。

受精率や着床率を上げるために

不妊治療とは切っても切り離せない受精率やその後の着床率を上げるためにはどうすればいいのか?

そこには卵子や精子の質が関わってくる。卵子の老化という言葉を耳にしたことがある人は多くいるだろう。生活環境や年齢によって卵子が老化してくるというものだ。もちろん精子も例外ではない。

卵子と同じく、生活環境・年齢・ストレスなどで運動率や数に違いが出てくる。

元々の生活改善は必須だが、受精率改善のためには卵子と精子の質を向上させ、夫婦共に妊娠力を上げて治療をすることが必要だ。

着床しやすい環境を作るには

着床しやすい環境にするには、「ストレス」「悪い生活習慣と食生活」の改善は必要だろう。しかし、それだけでは着床しやすい環境にはできない。

日頃の生活習慣と食生活の改善とともに、女性ホルモンを活性化させる成分を、併用して摂ることが一番の近道だろう。

女性ホルモンを活性化させる成分は何か。「ジオスゲニン」と「アグリコン型イソフラボン」だ。

ジオスゲニン

山芋から取れる成分で、ホルモン環境を整えることができる。ホルモンバランスの調整や改善に使用されている医薬成分DHEAの代替成分として注目されている。

・女性への作用

卵胞の成熟から排卵・着床まで様々なはたらきをする女性ホルモン・エストラジオールの活性。さらに、着床環境の生育に欠かせない黄体ホルモン(プロゲステロン)の活性に働きかける。

・男性への作用

精子の形成や興奮作用のある、神経伝達物質・ドーパミンの増加に必要な男性ホルモン・テストステロンの活性に働きかける。

アグリコン型イソフラボン

イソフラボンは、主に大豆の胚芽に含まれるフラボノイドの一種だ。ジオスゲニンと同じように女性ホルモンや男性ホルモンに深い関わりを持つ。

また、「アグリコン型」は、糖がすでに外れている状態のため、腸内細菌のはたらきに左右されず、効率よく吸収が可能だ。それにより、女性ホルモン・男性ホルモンの機能をスムーズにしてくれる。

・女性への作用

卵巣ホルモンとも言われるエストロゲンに似た分子構造を持ち、子宮内膜の厚み保持、排卵のタイミングを調整する働きを持つ。

・男性への作用

血管を拡張し血流を促進させる。さらに自律神経を安定させる働きを持つ。

この2つの成分を摂り、さらに「イースタティックミネラル」も併用して飲むことで、体内のミトコンドリアを活性化させ、卵子はもちろん細胞自体を回復させることで、相乗効果が生まれる。

ぜひ、続けて摂取していただきたい3大成分だ。

しかし、一番良いのはなるべく年齢が若いうちに妊娠・出産を考えることだ。人間は誰しも老いには逆らえないので、卵子の老化を食い止めるといっても限界がある。

できれば、体が妊娠に無理なく対応できる20代のうちに子供を作ることを考えてみてほしい。

実際に、不育症は「高齢出産」と呼ばれる35歳以上の女性に多く、患者さんの6人に1人が40歳以上というデータもある。

年齢が上がれば染色体に異常が出る確率も上がるので、特別な事情がない限り妊娠を先送りにすることは避けよう。

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