2017年1月22日(日)  流産 不育症

不育症でも妊娠・出産できる?


不育症とは、妊娠は可能だが死産や早産、流産を繰り返し生児に恵まれない状態をいう。

習慣流産とはほぼ同義語として使われるが、習慣流産は3回自然流産を繰り返すと定義されていることに対し不育症は回数は定義されておらず、もっと広い意味で用いられる。

めずらしい病気ではない

妊娠した女性の約20人に1人は不育症であり、めずらしい病気ではない。

結論からいうと不育症であっても出産は可能である。

不育症の約65%は偶発的なもので、治療しなくても次の妊娠で出産している。残りの35%はなんらかの原因で不育症となっているため治療を受ける必要がある。

不育症 検査

不育症検査を受けるタイミングについては、一般的には2回流産が続いた場合、検査を受けるように勧められている。

しかし、不育症の検査を受けても、必ずしも原因が分かるとは言い切れない。厚生労働研究班による不育症リスク因子別の頻度では、原因不明が64.2%とされているのだ。

検査自体の費用は多くの場合、保険と自費検査こみで約6~7万円のようだ。ただ、病院によって検査内容や費用が異なってくるため、事前に確認が必要だ。

主な検査

【 子宮形態検査 】
子宮卵管造影法や経膣超音波、ソノヒステログラフィーなどで、子宮の形態異常を検査する。

【 血液検査 】
内分泌機能検査・凝固系検査・抗リン脂質抗体検査・夫婦染色体検査、などがある。

不育症 治療法

● 抗リン脂質抗体 に対して
不育症全体の20%前後に見られる。アスピリンやヘパリンといった薬物による治療法になる。

● 染色体異常 に対して
染色体異常に対しての根本的な治療法はないが、染色体異常の種類によりメリット、デメリットを検討して今後の治療方針が決まる。

● 子宮形態異常 に対して
不育症全体の約15%に見られる。異形の程度によっては手術する場合がある。

● 内分泌異常 に対して
甲状腺機能異常、糖尿病などが見られる場合、食事療法や薬物療法などによる治療法になる。

● 血液凝固因子(血栓性素因)異常 に対して
アスピリンやヘパリンなどの薬物療法を行う。

不育症 原因

・子宮筋腫や子宮異形
・黄体機能不全
・高プロラクチン血症
・性病(クラミジア・梅毒など)

などであるとされている。

これらの原因や、不育症の74%は35歳以上という統計からみても卵子の老化が不育症に大きく関係していることがわかる。すなわち卵子の老化を防ぐことが不育症の予防につながるのである。

卵子の老化を防ぐには

自分に合った治療を続けることが前提ではあるが、少しでも妊娠しやすい体質に変えるために、生活習慣を見直すことも大切だ。

質の良い卵子を作るためには規則正しい生活が欠かせない。

生活習慣・食事などの改善

夜更かしや添加物だらけの食事、運動不足、喫煙、アルコール、ストレスが当たり前になっている人は、少しずつ生活を変えていこう。

寝る時間を一時間早めたり、自炊の回数を週に1、2回増やしたりするだけでも効果はある。

卵子の質の向上

卵子にはその機能を十分に発揮させるための細胞器官が備わっている。それは「ミトコンドリア」と呼ばれるエネルギー製造装置のような器官だ。

しかし、このミトコンドリアは体に良くない生活を続けていると徐々にその数は減少し、必要なエネルギーを作り出すことができなくなってしまう。

そして、卵子の妊娠するための機能が正常に働かなくなるのだ。では、いかにして妊娠するための機能を保たせるのか。

ミトコンドリアの活性化

卵子や精子のエネルギー製造装置の役割を担っている「ミトコンドリア」を元気にさせることが一番の近道だ。方法としては、早寝早起きなどの規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事、適度な運動などがあげられる。

だが、より卵子や精子の質を上げたいのであれば、日常生活の改善の他にも、ミトコンドリアの不足したエネルギーを補給するための「イースタティックミネラル」を含むサプリメントを併用することをおすすめする。

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