2024年11月21日(木)  不妊治療全般

不妊治療費における民間保険とは?

2016年10月。日本に初めて「特定不妊治療」に対応可能な保険が発売されることになった。
不妊治療の大きな費用負担が少子化への影響が多少ならず関わっていることもあり、この保険の情報は朗報とも言えるだろう。

不妊治療成功者の症例
イースタティックミネラルES-27により卵子・精子のミトコンドリアの質を改善

国内初の保険誕生の背景

すでにご存知の方も多いとは思うが、晩婚化に伴う高齢出産などによる不妊治療を受ける方が増加している。この割合現在、約6組に1組(16.4%)と言われている。

しかし、全額自己負担となる「特定不妊治療」において、各自治体からの助成金体制はあるものの様々な条件もある上、その助成金だけで治療費を賄えない程、経済的に大きな負担を背負ってしまうケースも多々ある。

主な不妊治療の流れ

そのような時代背景において、平成28年4月に保険業法施行規則の改正により、不妊治療保険の引受けが解禁されたのだ。それに伴い、国内初の「特定不妊治療」に対応可能な保険が誕生したという。

女性向けの新商品「ニッセイ出産サポート給付金付3大疾病保障保険“ChouChouシ ュ シ ュ!”」

3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)や死亡保障、出産・特定不妊治療サポート、満時期の一時金の支払いがある保険である。さらにこの保険とともに「妊娠・出産・育児」などのトータルサポートも受けられるサービスもバージョンアップして誕生しているという。

基本情報

● 加入対象者 / 年齢:女性のみ(男性不妊は除外) / 16歳~40歳(満50歳まで保障を受けられる)
● 保険期間 / 保障内容:10~20年 / 3大疾病、出産祝い金・特定不妊治療、満時期の一時金

不妊治療保険の内容

基本情報

・不妊治療保障は加入2年後から受け取り可能。
・加入後1年以内の出産祝い金は保障外。
・出産祝い金・不妊治療の給付金を受け取った場合、満時一時金から差引かれる。

あくまで、3大疾病・死亡保障とともに出産・不妊治療の保障も追加された保険であることを忘れないでほしい。

また、卵子凍結保存のみの採卵目的などは対象外など、保障内容も細かい条件条件があるため、気になる点がある場合は加入する前にしっかり内容確認・相談して決めるべきだろう。

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