2024年11月23日(土)  不妊治療全般

無排卵月経を克服して妊娠するには?

無排卵月経とは、月経はちゃんと来ているのに排卵は起こっていない状態のことを指す。
排卵障害の一種で、無月経排卵や無排卵性月経とも言われる。
月経が来ているだけに、まさか無排卵だとは思わず、治療が遅れがちなってしまう。
特に30代の女性に多くみられるため、今まで順調だった月経周期が急に乱れ始めたら、念のため婦人科を受診したほうが良いだろう。

不妊治療成功者の症例
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無排卵月経のままでは妊娠できない

無排卵月経のままで妊娠することは、困難だと言われている。
まずは、自分が無排卵月経かどうかを確認してみよう。方法として、基礎体温表を測ることで把握できる。基礎体温表で「低温期」「高温期」の二相になっていれば、排卵が起こっていると考えられる。
しかし、一相でも排卵している場合や、二相でも排卵していない場合もあるため、必ず把握できるとは言い切れない。
そのため、基礎体温が二相にならない場合や、月経がダラダラと通常より長く続いたり、全く生理が来ない場合などは、積極的に産婦人科へ診てもらうべきだろう。
無排卵月経や無月経を放置してしまうと、卵巣機能はますます低下してしまい、排卵することが困難になってしまう。

無排卵月経の治療

一般的には「排卵誘発剤」による治療だ。排卵誘発剤を用いてホルモン分泌をコントロールし、排卵させるのだ。また、「ホルモン剤の服用」による治療もある。
ホルモン剤は排卵誘発剤のように、直接的に排卵を促すわけではなく、子宮・卵巣機能を高めて生理周期を整えることを主な目的としている。

より妊娠しやすいカラダにするために

上記のような治療とともに、日頃から妊娠しやすいカラダづくりを行うことも必要だ。なぜなら、妊娠するためには、質の良い卵子が絶対的に必要になるからだ。
いざ排卵が始まった時に、その卵子の質が悪ければ妊娠率は下がってしまう。だからこそ、卵子の質を高めるために、規則正しい生活が欠かせない。

規則正しい生活・バランスのとれた食事

夜更かしや添加物だらけの食事、運動不足、喫煙、アルコール、ストレスが当たり前になっている人は、少しずつ生活を変えていこう。
寝る時間を一時間早めたり、自炊の回数を週に1、2回増やしたりするだけでも効果はある。

適度な運動

エネルギーを放出して卵子を活性化させてくれるミトコンドリアの数を増やすことも大切だ。ミトコンドリアも、やはり規則正しい生活によって作られる。
特に筋肉の中にミトコンドリアは多く存在するので、筋力トレーニングを日課にすると良いだろう。

卵子の質の向上

卵子を活性化させたあと、ミトコンドリアはエネルギーが不足する。このエネルギーを補給しなければミトコンドリアは弱まり壊れてしまう。

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