2024年4月25日(木)  不妊治療全般

人工授精のタイミングはいつ?

「人工授精」は、女性の子宮内に直接精子を注入する治療法である。
採精された精子は事前に洗浄濃縮をして質の良いものだけを使えるし、射精の勢いが足りない男性でも受精させることが可能だ。
この方法が合っていれば、5~6周期ほどで90%のカップルが妊娠に成功する。

不妊治療成功者の症例
イースタティックミネラルES-27により卵子・精子のミトコンドリアの質を改善

治療のタイミング

治療を受けるタイミングは、不妊治療の一番最初の段階である「タイミング法」を数回試しても妊娠できなかった時だ。
女性の排卵日を割り出し、当日もしくはその前日に実行される。

うまく受精した場合、その受精卵が子宮内膜に着床するのは治療から約5日後で、2週間たてば、いよいよ妊娠したかどうかがはっきりする。病院に行って確かめてみよう。

原因

人工授精がうまくいかなかった場合は、次のような原因が考えられる。

・ 排卵日の予測がずれていた
・ 洗浄濃縮した精子を長い時間放置したので受精能力が落ちた
・ 卵管に到達する精子の数が少なすぎる
・ 卵子の状態が悪く受精できない
・ 卵管が詰まっている
・ 子宮内膜が薄すぎて受精卵が着床できない

精子の状態が悪くて、何度人工授精を繰り返しても妊娠できない場合は、次のステップである体外受精や顕微授精を検討する必要が出てくる。
この方法なら体外に取り出した卵子と精子を受精させてから女性の子宮内に移植するので、精子を自力で泳がせるよりも成功の可能性が高くなる。
また、女性側の卵管の詰まりについては、片方だけでも通っていれば人工授精が成功する可能性は十分にある。

もし両方とも詰まってしまっているのなら、卵管形成術を受けることも考えてみよう。

より成功率を上げるには

より、成功率をあげたい場合は、やはり「卵子と精子の質を高める」ことを心がけるべきだろう。妊娠するには、精子と卵子が受精しなければ始まらない。

だからこそ、卵子まで到達し受精させるための「精子の質も高める」ことを意識して、普段の食生活や生活習慣の見直しを夫婦で行おう。
夫婦一緒に、日々の食生活・生活習慣を整え、ストレスを溜めないようにし、妊娠しやすい身体作りを心がけていくようにしよう。

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