2024年4月20日(土)  不妊治療全般

ギフト法、ジフト法ってどんな不妊治療?

ギフト法とジフト法

「ギフト法」は、受精する前の精子と卵子を細いチューブで卵管に移植する治療法で「ジフト法」は受精させた状態の卵を、同じように卵管に移植する方法である。

不妊治療成功者の症例
イースタティックミネラルES-27により卵子・精子のミトコンドリアの質を改善

4~8細胞期の受精卵にとっては、子宮より卵管のほうが居心地が良いので、IVF体外受精よりも成功率はやや高い。

移植方法

移植にあたっては子宮鏡や腹腔鏡を使用する。
子宮鏡は子宮口からファイバースコープを挿入し、生理食塩水を流しながら子宮内を観察するための道具で、細くて柔らかいので痛みはほとんど感じない。麻酔も必要なく日帰りで帰れるので、忙しい人でも安心だ。
一方、腹腔鏡は子宮鏡に比べると直径が太く、ほんの少しではあるがお腹の切開が必要となる。挿入前にはあらかじめ2,000~3,000ml程度の空気を入れて、じゅうぶんな隙間を確保する必要もあり、子宮鏡よりも体への負担は大きい。また、全身麻酔が使用され、入院も必要となる。
ほとんどの場合、ギフト法・ジフト法ともに腹腔鏡での手術になるので、時間に余裕を持って臨もう。

問題点

IVFでも妊娠できない人にとって、この治療法は希望そのものだ。しかし、ギフト法とジフト法は誰でも受けられるわけではなく、卵管機能が正常であることが条件となるので、場合によってはあきらめなくてはならないこともある。
ただ、片方の卵管が詰まっていてももう片方が通っていれば治療は可能なので、あきらめずに医師と相談してみよう。
もう一つの問題は、腹腔鏡を使う場合は手術と麻酔、入院が必要となるので何度も繰り返し行うには負担が大きいということである。受ける時には夫婦でよく話し合って、無理のない治療計画を立てよう。

心がけること

また、少しでも質の良い卵子と精子を作るため、食事や生活習慣に気を配ることも大切である。
また、足りない栄養素はサプリで補う方法もあるので、後悔しないよう思いつく限り試してみてほしい。
より妊娠への道を近づけるためには、夫婦ともに、規則正しい生活と日々摂取する栄養、食事内容に目を向けることは妊娠への最大の近道になる。

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