2024年11月21日(木)  不妊治療全般

子宮腺筋症と妊娠との関係は?

子宮腺筋症は、本来子宮の内側ある子宮内膜に類似した組織が、子宮筋の中にできる症状だ。子宮内膜症と似ているが、子宮筋以外の場所にできるものを指す。
子宮腺筋症と妊娠にはどのような関係があるのだろうか。

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子宮腺筋症の特徴

子宮腺筋症は主に30代後半から50代にかけて症状が出現してくる。強い月経痛を引きおこしたり、月経量が増加し(月経過多)、貧血になったりする。
市販の鎮痛剤で痛みを抑えながら生活しているうちに少しずつ悪化しているケースも多く、発見が遅れがちになりやすい。

閉経を迎え女性ホルモンが低下すると、自然と症状がなくなる。そのため、重度でなければ閉経まで症状と付き合っていく人も多い。

子宮腺筋症の治療法

治療法は鎮痛剤などで痛みを緩和する対症療法から、根治手術するケースまで様々ある。妊娠を希望する場合はその旨を医師に伝えた上で最適な治療方法を選択できるようにしよう。
普段の生活においては、「冷えないように体を温める」「便通を整えて、骨盤内のうっ血を改善する」「適度な運動により全身の血行を促進する」 などを心がけたい。

子宮腺筋症は不妊の原因になる?

子宮腺筋症があっても必ずしも不妊になるわけではない。ただし、子宮内膜症や子宮筋腫の併発が原因で不妊になっている場合があるので、医師と相談して治療に当たりたい。
なお、女性ホルモンの関係で、妊娠すると症状が改善したり治まる、という特徴もある。

妊娠しやすい体づくりのために

子宮腺筋症の治療とともに、妊娠しやすい体づくりにも取り組みたい。
妊娠するためには、質の良い卵子が必要不可欠になる。
加齢や食生活の乱れ・運動不足が続くと、卵子にエネルギーを届ける「ミトコンドリア」が老化してしまい、卵子の生殖能力が低下してしまうため妊娠しにくくなる。

質の良い卵子を育てて妊娠の確率を高めるために、規則正しい生活へ見直し、バランスのいい食事、適度な運動を心がけるようにしよう。

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