2024年12月3日(火) 【サプリメント】
女性ホルモンを増やす為のサプリメント成分とは?
近年、これまであまり意識されていなかった女性ホルモンの分泌量について、議論される事が増えている。
その理由の一つに高齢出産・不妊症が大きく関わっている。
それらの問題は、女性ホルモンの減少に大きく関わっており、現在、様々な栄養素で女性ホルモンを増やしたり調整したりできる食品・サプリメントが注目されている。
では、どのようなサプリメント成分が、女性ホルモンを増やすことができるのか。
不妊治療成功者の症例
イースタティックミネラルES-27により卵子・精子のミトコンドリアの質を改善
女性ホルモンを増やす主な成分
よく耳にするプラセンタ。胎盤に含まれる成分の一種。作用には、免疫向上、ホルモンバランスの調整、美肌・美白、疲労回復などのアンチエイジング効果の期待が持たれている。
次に、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きを持つ大豆イソフラボン。自律神経とホルモンバランスの調整をする。更年期障害や不妊治療の改善、骨粗しょう症の予防に期待できる。厚生労働省で定められている1日の上限摂取量は、70~75mgとされている。
男女ともに注目されているマカは、非常に栄養豊富だ。特にアルギニンは、女性ホルモンを作る上で必須だ。一方、男性への作用としては、滋養強壮や精力増強などがあげられる。
近年「若返りの薬」として注目されているDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)。ホルモンの働きを活性化させてくれる。DHEAを増やすための食材として、特にお勧めなのは山芋だ。DHEAと似たジオスゲニンという成分が多く含まれている。
※DHEAは発がん性の報告がある日本国内では医薬品として扱われるステロイドの一種
そして、生命維持に欠かせない必須ミネラルの一つである亜鉛。亜鉛は、エネルギー代謝やホルモンの生成・分泌調整などに作用する。亜鉛を含む食品として、牡蠣が代表的だ。
また、マグロやカツオなどの魚類に多く含まれるビタミンB6は、エストロゲンの代謝に作用しホルモンバランスを調整する。アーモンドなどのナッツ類やアボガドなどには、ビタミンEが多く含まれており脳下垂体や卵巣に作用し、ホルモン分泌の調整や血流を良くしてくれる。
あまり耳慣れないものに、ブラックコホシュやレッドクローバーがある。ブラックコホシュは「女性の体調を整えるためのハーブ」とも言われ、エストロゲンに似た作用を持っている。
レッドクローバーは「女性のためのハーブ」として親しまれており、女性ホルモンと似た作用を持つ「イソフラボン」が含まれている。
それぞれ、女性特有の病気、月経前症候群、月経不順、更年期障害などの改善や、骨粗鬆症の予防などに効果が期待されている。
適量の栄養素を摂取するのが大切
女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが重要になる。エストロゲンを増やすことに特化した栄養素ばかりを摂っても偏ってしまい、ホルモンバランスが崩れて体調を崩してしまう場合がある。
あくまでホルモンバランスを整える栄養素は、普段の食事から摂り、足りない栄養素をサプリメントなどを活用して「補う」ようにすべきだろう。
あとは、日頃の生活習慣の改善だ。十分な睡眠の確保と、適度な運動を取り入れよう。妊娠しやすい身体づくりは、日々の積み重ねによる成果だと言える。