2024年11月23日(土) 【サプリメント】
摂りすぎもダメ?妊娠する為の最適な鉄分量って?
鉄分は、妊娠を望む女性にとって欠かすことのできない重要なミネラルの一つだ。
この成分は、受精から着床環境を整える黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌に関与しているという。
そのため、鉄分が不足すると黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が低下し、着床障害などを引き起こすという。
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鉄分の摂取基準
鉄分の摂取基準は、妊娠適齢期の女性では、18才〜29才で6.0mg/1日、30才〜49才で6.5mg/1日となっている。
ただし、月経時には摂取基準が増え、18才〜29才で10.5mg/1日、30才〜49才で11.0mg/1日とされている。
それに対して、体内に保持できる鉄分量は限られているため、どうしても不足しがちなミネラルの一つになる。
鉄分の不足・過剰摂取
鉄不足は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌低下や貧血など様々な悪影響を及ぼす。
一方で、過剰摂取にも注意が必要だ。普段の食事内容で鉄分の過剰摂取はないと言えるレベルだろうが、過剰摂取した場合の症状を紹介する。
代表な症状として、嘔吐、吐血、腹痛、下痢、眠気、痙攣、意識消失などが、摂取後の6時間以内に起こると言われている。これは比較的軽い症状で、鉄が体内に蓄積されていくと、脂肪肝、肝硬変などにつながるケースがある。
鉄分補給は適量を日々継続
一度に大量に摂取するのではなく、バランス良く日々継続して計画的に摂取することが一番だ。
さらに鉄分には、ヘム構造を持ったたんぱく質と結合した動物性の「ヘム鉄」と、ヘムを持たない植物性の「非ヘム鉄」がある。吸収率の違いは、「ヘム鉄」10〜20%「非ヘム鉄」1〜6%、と動物性の「ヘム鉄」が圧倒的に優れている。
その上、過剰摂取になりにくいとされている。
そのため、ヘム鉄が多く含まれている赤身肉、まぐろ、レバーなどを積極に取り入れることをお勧めする。