2024年11月21日(木)  卵子対策

正確な妊娠力の診断は病院で検査するには?

「自分の体は妊娠しやすい体質なのか?」子供が欲しい方にとって最も気になる問題である。婦人科へ行くことを躊躇ってしまう方もいると思うが、赤ちゃんを迎えるために自分自身の「妊娠力」を知ることは必要なことなのだ。
それにはまず、病院で検査を受ける場合、そのような検査をするのか、また費用はどのくらいかかるのかを簡単にまとめてみた。

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妊娠力の検査内容・費用

検査のみの場合は総額で約50,000円前後で全て受けられるだろう。ただ、保険適応になる場合とならない場合があるため、確認が必要だ。
また、検査を受ける病院によっても費用や検査内容が異なる場合がある。こちらも事前に確認をとる方が無難だろう。

問診&内診

初潮の年齢・生理周期・生理の量・生理痛の程度・妊娠の有無・中絶の経験・流産の有無など妊娠に関わることを聞かれる。
内診では、膣・子宮口・卵巣などに異常がないかを調べる。

基礎体温

婦人体温計で基礎体温を1~2カ月毎日測った基礎体温表を持参。排卵日の有無・月経周期・排卵日の把握・黄体機能不全の有無などが分かる。

経膣超音波(エコー)

ほとんどの病院で経膣超音波(エコー)を使用している。超音波断層装置を用いて、子宮や卵巣の大きさ、子宮筋腫などの診断ができる。

血液検査

がん数値(子宮頸がんや卵巣がんの有無)、エストラジオール(妊娠に必要なホルモンの数値)、卵胞刺激ホルモン(卵巣の正常機能確認)、などについて調べられる。
※抗ミュラー管ホルモン(AMH・卵子の残りを予測)の検査は別途料金となる病院がほとんどらしい。

黄体機能検査

排卵前の「卵胞ホルモン」と、排卵後に分泌される妊娠するためにとても大事な「黄体ホルモン」の検査。検査は採血で血中の黄体ホルモンの値を調べる。

頸管粘液検査

粘液の状態が悪いと精子の移動性が悪くなり不妊の原因になるため、おりものの検査も行う。

精液検査

パートナーの精液検査。病院から容器をもらって、自宅で採ることが可能だ。この検査では、精子の運動率・量・スピートなどが分かる。

子宮卵管造影

子宮の中に造影剤を入れてレントゲン写真を撮る検査。これで卵管の通り具合や卵管采の癒着などが分かる。この検査をすることで卵管の通りが良くなり、妊娠しやすくなる方もいる。

フーナーテスト

排卵日近くに性交後に病院へ行き、精子の進入具合を調べる検査。フーナーテストの結果次第では早目にAIHへステップアップする場合もある。

若いからまだ大丈夫は落とし穴

現代の日本女性は「見た目が若し、いつでも簡単に妊娠できる」「まだ20代で若いから全然大丈夫」と考えている方が多くいるようだ。しかし、いざ検査を受けたら実はすでに妊娠しにくい体質になっていたというケースもあるのだ。
「いつか結婚して子供が欲しい」と思っている女性は、ぜひとも早いうちから検査を受け、自分の妊娠力を把握することをおすすめする。

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