2024年4月19日(金)  流産 不育症

化学流産はいつまでの時期に起こるの?

流産は妊娠の早い時期、定義としては22週よりも前に妊娠が終わってしまうことをいう。そのなかでも概ね98%が、妊娠12週目までの初期に起こっているという。

不妊治療成功者の症例
イースタティックミネラルES-27により卵子・精子のミトコンドリアの質を改善

流産の分類

流産を大きく分類すると、切迫流産、稽留流産、進行流産、不全流産、完全流産、化学流産の6種類に分類することができる。

化学流産(化学的流産ともいう)は、流産のなかでもごく初期の妊娠検査薬でしか確認できないケースの流産をさしている。

状態でいうと、受精はしたものの着床が続かなかったケースだ。昔は気づかずに見過ごされることが多かったが、現在は妊娠検査薬の利用により気づくことができるようになった流産だ。

このように受精しても着床しない化学流産の原因の多くは、受精卵の染色体異常によるものという。

受精卵とは卵子と精子が受精し終わった状態のものだ。そのため染色体異常の原因は、卵子か精子、もしくはその両方に存在する可能性がある。

一般に卵子の約25%、精子の約15%にもともと染色体異常は存在するという。
そのため化学流産はある程度避けられない部分もあり、一般に「流産」としてはカウントしないことが多い。

とはいえ、妊娠を望むカップルにとってその思いは切実だ。
そこで念願通り妊娠を実現するために特に気にかけたいのが「卵子と精子の質」だ。さらには「卵子と精子」を本来通りはたらかせるための各種ホルモン分泌の安定だ。

卵子と精子の質

近年の晩婚化の影響や、生活環境におけるストレス、食の乱れなど、様々な影響で卵子や精子の質の低下が問題となっている。

卵子と精子は当然に全く違う構造を持っているが、そのどちらも動かしているエンジンはミトコンドリアだ。

これら環境的な悪影響によりミトコンドリアの活動が弱まり、その結果卵子や精子の質の低下を招いているのだという。また同時にこれらの影響でホルモン分泌の不安定も招いているという。
しかし多くの場合、多忙な現代社会の中でストレスを完全になくすことはとても難しい。

また、食が多様化するなか、エネルギーは充分に満ち足りているが、ミネラルやビタミンなど必要な栄養素が理想通り摂取できていないことも多い。

食生活や生活習慣、ストレスなども溜め込まないようにするなど、着床しやすい環境を整えてあげることも大切だ。

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