2024年11月23日(土) 【流産 不育症】
不育症の原因と治療法は?
不育症とは、妊娠は可能だが死産や早産、流産を繰り返し生児に恵まれない状態をいう。
習慣流産とはほぼ同義語として使われるが、習慣流産は3回自然流産を繰り返すと定義されていることに対し不育症は回数は定義されておらず、もっと広い意味で用いられる。
不妊治療成功者の症例
イースタティックミネラルES-27により卵子・精子のミトコンドリアの質を改善
不育症の原因
妊娠した女性の約20人に1人は不育症と言われているが、
結論からいうと不育症であっても出産は可能である。
不育症の約65%は偶発的なもので、治療しなくても次の妊娠で出産している。残りの35%は何らかの原因で不育症となっているため治療を受ける必要がある。
子宮筋腫や子宮異形 / 黄体機能不全 / 高プロラクチン血症 / 性病(クラミジア・梅毒など) など。
これらの原因や不育症の74%は35歳以上という統計からみても、卵子の老化が不育症に大きく関係している。言い換えれば、不育症は卵子の老化を防ぐことで予防につながるとも言える。
不育症の検査
不育症検査を受けるタイミングについては、一般的には2回流産が続いた場合、検査を受けるように勧められている。
しかし不育症の検査を受けても、必ずしも原因が分かるとは言い切れない。厚生労働研究班による不育症リスク因子別の頻度では、原因不明が64.2%とされている。
検査自体の費用は多くの場合、保険と自費検査こみで約6~7万円だと言われているが、病院によって検査内容・費用が異なるため、事前に確認が必要である。
主な検査
子宮卵管造影法、経膣超音波、ソノヒステログラフィーなどで、子宮の形態異常を検査する。
内分泌機能検査、凝固系検査、抗リン脂質抗体検査、夫婦染色体検査、などがある。
不育症の治療法
● 抗リン脂質抗体
不育症全体の20%前後に見られる。薬物による治療法になる。
● 染色体異常
染色体異常に対しての根本的な治療法はないが、染色体異常の種類によりメリット、デメリットを検討して今後の治療方針が決まる。
● 子宮形態異常
不育症全体の約15%に見られる。異形の程度によっては手術する場合がある。
● 内分泌異常
甲状腺機能異常、糖尿病などが見られる場合、食事療法や薬物療法などによる治療法になる。
● 血液凝固因子(血栓性素因)異常
薬物療法を行う。
上記の治療などとあわせて、少しでも妊娠しやすい体質に変えるために、日頃の生活習慣を見直すことも大切だ。「妊娠しやすい体質=質の良い卵子」であり、質の良い卵子を作るために規則正しい生活は欠かせない。
実際に取り組む方法として、夜更かしや添加物だらけの食事を避ける。この他に、運動不足、喫煙、アルコール、ストレスが当たり前になっている人は、少しずつ禁煙を行い、適度な運動も続けるようにしよう。さらに卵子の質を効率良く改善したい場合は、「ミトコンドリア」を意識することでより質の良い卵子を作れるはずだ。
ミトコンドリアとは、卵子の機能を十分に発揮させるためのエネルギー製造装置のような細胞器官である。このミトコンドリアを活性化させることで、卵子の機能が正常に働き、妊娠しやすい体へと導いてくれる。
卵子のエネルギー製造装置の役割を担っている「ミトコンドリア」は、規則正しい生活と適度な運動を好む。また、弱ったミトコンドリアにアプローチしてくれる「イースタティックミネラルES-27」を摂取することもおすすめする。
より効率良く質の良い卵子が作れるはずだ。