見た目は若い!でも元気な精子が作れない!実に男性不妊の8割にあたる
晩婚化に伴い不妊症というと女性の問題というイメージがありますが、最近巷では「男性不妊」に注目が集まり始めています。
そのため、精子検査を受けるケースが年々増加傾向にあるようです。
男性不妊とは?
不妊症のおよそ半数は、男性側に原因があることが分かってきています。
また、男性不妊で挙げられる主な原因として、約8割の男性に元気な精子を作ることはできない、造精機能障害(精子形成障害)が認められているそうです。
精子に問題があっても自覚症状がないため、自身で気づくことはありません。
精子の運動率や数などを見る精子検査
まずは、ご自身の精子の状態を確認することが大切です。
精子検査(精液検査)は、禁欲期間(4日間程度)を経て、射精した精液を採取していただき、30分程度おいた後、液化させ精子の濃度や量、運動率や奇形率を調べます。
WHOが定める基準値は以下の通りです。
- 精液量
- 1.5ml以上
- pH値
- 7.2以上
- 精子濃度
- 1ml中に1,500万個以上
- 総精子数
- 3,900万個以上
- 精子運動率
- 32%以上
- 精子正常形態率
- 15%以上
- 精子生存率
- 58%以上
- 白血球数
- 1ml中に100万個以下
精液1mlあたり1500万個の精子数に満たない場合、いわゆる精子の数が少ない人を乏精子症と言います。また、運動率が40%を下回る場合、精子の動きが悪い人のことを運動無力症と言います。
数が少なく、運動率も悪い精子
質の良い元気な精子を増やす改善策は?
生活習慣を整え、きちんとした食事と十分な睡眠をとりホルモン環境を整えることが大切です。
さらに、ひとつの方法として精子を含め、細胞のエネルギー源であるミトコンドリアを活発にさせることで、ミトコンドリアの若戻化ATPの活性が促され、元気な精子を育てることに繋がります
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ミトコンドリアの若戻化ATPを活性化することが大切
若戻化ATPはミトコンドリアが産生する細胞新生、
細胞分裂を促進するための若化エネルギーです。