2025年4月2日(水) 【体外受精】
日本で体外受精を受ける場合の平均費用とは?
体外受精の治療を日本で受ける場合の平均費用は、状況によって幅はあるが、概ね1回あたり約200,000~600,000円となっている。
【 体外受精にかかる費用の例(新鮮胚移植)】
採卵 | 80,000円 |
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体外受精媒精 | 40,000円 |
受精卵培養(初期胚まで) | 40,000円 |
胚移植 | 30,000円 |
合計 | 190,000円 |
上記のほか、採卵までの卵胞刺激にかかる投薬、注射、検査費用等が発生する。
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不妊治療費助成制度と医療費控除
体外受精を行う人の経済的な負担を軽減するために、国や自治体で「特定治療支援事業制度」が設けられている。治療に関する負担が大きく軽減するため、ぜひ活用して欲しい。
助成金制度
一つは、各自治体が行っている不妊治療に対する助成金制度だ。申請方法や対象となる期間は自治体によって異なるが、条件にさえ合っていれば1年度あたり1回75,000~150,000円までを2回(最初の年は3回)、合計で10回まで助成してくれる。
不妊治療ローン
また、銀行の「不妊治療ローン」を利用するという方法もある。
年齢が満66歳未満で安定した収入があることなどの条件はあるが、数十万~数百万円のお金を貸し出してくれるので体外受精にも十分に対応できる。
民間保険
特定不妊治療に対応した民間の保険もある。日本生命の「ChouChou(シュシュ)」の場合、所定の不妊治療1回につき5〜10万円の給付金を最大12回まで受取れる。ただし、あくまで3大疾病・死亡保障とともに出産・不妊治療の保障も追加された保険となる。
医療費控除
「課税対象所得-医療費」が可能だ。ただし、上限は200万円。役所にて専用用紙があり、毎年1月に配布される。
医療費控除では、不妊治療で支払った際の金額が記載された領収書が必ず必要となるため、治療に関わる領収書は全て保管しておくことをおすすめする。