2019年5月24日(金)  体外受精

体外受精は何歳までできるのか?

2008年、インドで暮らす70歳の女性が体外受精を受けて女の子を出産し、大きな話題となった。
このラジョ・デビ・ローハンさんという女性の夫には第二夫人(ラジョさんの実妹)もいたが2人とも妊娠することができず、やむなく30万円ほどのお金を借りてラジョさんが体外受精に臨んだ。

ラジョさんは出産後、一時重体に陥っていたが、現在では元気を取り戻し「娘のために長生きする」と話しているという。

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イースタティックミネラルを使った卵子、精子へのアプローチ

妊娠・出産は決して簡単なことではない

このような話を聞くと「なんだ、体外受精ってそんな高齢でもできるんだ」と思うかもしれないが、これは非常にレアケースなのだということを分かってほしい。

女性の体は40代を過ぎたあたりから徐々に閉経に向けて動き出し、それに伴って生殖機能も衰える。これだけ医学が発達した日本でも40代での体外受精の成功率はわずか1割程度であるといわれており、高齢での妊娠・出産は決して簡単なことではないのだ。

そもそも、体外受精に使うための卵子が採れるのかという問題がある。ラジョさんの場合は、年齢的に自分の卵子を使うことが無理だったため、第三者から卵子と精子の提供を受けて体外受精に臨んだ。

しかし、日本ではこうした第三者による卵子提供は未だタブーであるとされており、法律による縛りはないものの、倫理の問題でなかなか実現できずにいるのが現状だ。

自分の卵子が使えない以上治療をあきらめるしかないので、そういう意味でも体外受精を受ける人の年齢は45歳ぐらいで頭打ちとなっている。

また、40代で体外受精に成功したとして、子供をちゃんと育てることができるのかという問題もある。ちょうど40歳で出産した場合、子供が成人する頃には母親は60歳。

4年制の大学に通っていればまだまだ教育費もかかるだろうし、それに加えて自分たちの老後の費用も捻出しなければならない。きっと、想像以上に大変なことだろう。

卵子の老化

女性の年齢が上がると、妊娠するまでに時間がかかってしまうことが分かっている。

・年齢別自然妊娠率

25〜30代前半 : 25%~30%
30代後半 : 18%
40代前半 : 5%
40代後半 : 1%


これは、卵子の老化が原因と言われている。

卵子の老化により、

・質の良い卵子が育つ確率が低くなる。
・育ったとしても受精する確率が低くなる。
・受精したとしても着床する確率が低くなる。

本人がどれだけ健康でも年齢を重ねるごとに、卵子が妊娠しにくい状態になっていくのである。近年の研究により、卵子の老化には「ミトコンドリア」との関連性が高いことがわかってきた。

もともと卵子にはミトコンドリアが多く存在することが分かっている。
ミトコンドリアは卵子を若く健康に保つために重要な機関である。このミトコンドリアを元気に保つことが高齢出産を成功に導く重要な手掛かりとなっている。

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