2024年11月21日(木) 【体外受精】
30代の体外受精の平均成功率はどれくらい?
「体外受精」は、体内から取り出した卵子と精子を人工的に授精させ、分裂した胚を女性の子宮内に戻すという治療法である。
一般的に、タイミング法や人工授精を試しても妊娠しなかったカップルに試されるが、女性の年齢が高い場合はもっと早い段階で医師から体外受精を勧められるケースもある。
不妊治療成功者の症例
イースタティックミネラルES-27により卵子・精子のミトコンドリアの質を改善
体外受精の成功率
30代なら、まだそれほど卵巣や子宮の機能が落ちていない場合が多く、40代以降で受ける人に比べれば成功率はやや高いといえる。
しかし、体外受精はもともとあまり成功率の高くない方法なので、年齢が若いからといって必ずうまくいくわけではない。
ちなみに、体外受精の成功率・全国平均は、30代前半で約37.1%、30代後半では30・54%。40歳を過ぎるとここから更に半分程度の成功率に落ちてしまうので、妊娠を望むならできるだけ若いうちに治療を始めたほうが良いだろう。
成功率をあげるには
体外受精を成功させるには、卵子と精子の質を高めておくことが重要だ。そのためには早寝早起き・栄養バランスのとれた食事・適度な運動がキーポイントとなる。
なぜなら、不規則な生活はストレスの元となり、生殖細胞にとって有害な活性酸素を大量に発生させるからだ。これによって細胞はどんどん老化し「年齢はそれほど高くないのに、なぜか卵子の質が悪い」という結果につながる。
また、体に必要な栄養がきちんと取れていないことで精子の数や運動量が減ったり、夫婦生活を持ちたくてもED(勃起不全)でできなかったりするケースも多い。
精子は亜鉛・ビタミンE・たんぱく質などの栄養素を元に作られているので、食事内容には気を配ろう。食事で補えきれない栄養素は、サプリメントを使用する手もある。
そして運動不足は、血流を悪くして冷えや肥満につながる。冷えは卵巣や子宮の機能を弱めてしまうし、肥満は女性なら排卵障害、男性なら精子量の減少の原因になるので気を付けよう。