2024年11月21日(木) 【体外受精】
体外受精(IVF)の成功確率を上げる方法とは?
成功率低下の理由
体外受精(In Vitro Fertilization, IVF)は、あまり成功率が高くないといわれいる。
2010年の日本産婦人科学会の調査によると、体外受精の年齢別妊娠率は、25歳〜29歳で35%〜39%、30歳〜34歳で35%前後、30歳後半あたりから、20%台となり、40歳に至る際は20%をきる。
43歳で10%、44歳で10%をきり45歳以上は5%以下となっている(※妊娠率とは、出産まで至っていない数字も含む)。かかる費用も他の不妊治療に比べると高額だ。
「何度試しても妊娠できない」という状況は夫婦ともに大きなストレスとなり得る。また、治療への諦めに繋がるケースも少なくない。
その一方で、IVFを数回試しただけで子供ができる女性とは、主に卵子の状態・着床のしやすさ・子宮内膜の厚さであるといわれている。
成功者の中に40歳を過ぎた女性も含まれることを考えると、努力次第でIVFの成功率を上げることはできる。
高齢で妊娠に成功した人は、日頃の努力が関係している場合が多いといえるだろう。
不妊治療成功者の症例
イースタティックミネラルES-27により卵子・精子のミトコンドリアの質を改善
成功率をあげるには
冷え症の問題がある場合、これを改善することによって成功率があがる可能性がある。体の冷えは体内の各器官も同様に冷えてしまい、機能が低下する。体を温めることによって冷え性が改善した途端、子供に恵まれたという女性もいる。
次に、生殖細胞に欠かせない「ミトコンドリア」の状態が重要だ。ミトコンドリアは細胞内構造物の一つであり、細胞を活性化させて、活動に必要なエネルギーを作り出す。そのため、卵巣や精巣内のミトコンドリアの働きが弱ければ、卵子や精子が老化してしまうのだ。このミトコンドリアは、規則正しい生活や食生活を改善させることによって、より多く作り出されることがわかっている。特に筋肉の中にミトコンドリアは多く存在しているため、適度な運動を日課に取り入れていくのも有効だろう。