2024年11月22日(金) 【不妊症、不妊治療の最新情報】
よもぎ蒸しの効果とおすすめの時期
よもぎ蒸しは、韓国の伝統的な民間療法で、よもぎの湯気を体内に吸収させ、血流の改善による温め効果や、身体の老廃物を排泄する役目をもつといわれている。定期的に行うことで子宮を綺麗な状態に保つ事ができるようだ。
よもぎ蒸しに期待される効果
生理不順や子宮筋腫・子宮内膜症などの方が多く利用しており、生理前後に使用すると効果的という声も多くあがっている。不妊治療中に医師から勧められることもあるようだ。
また、最近では妊活中の冷え対策「温活」の一環として取り入れられることが増えている。
おすすめのタイミング
よもぎ蒸しにおすすめのタイミングは、排卵前が良いといわれている。
排卵前の低温期に、子宮を中心とした下腹部を温め、ホルモンの分泌を促すことで妊娠しやすい状態へ導くためだ。反対に、排卵後や受精後は避けた方が良いといわれている。
最近では、手軽に取り組めるパット状のものを利用する人も増えている。
よもぎ蒸しは、あくまで医療とは違うので、不妊治療中などで不安や疑問を感じたときは、医師などに相談することをおすすめする。
妊娠しやすい体づくり
よもぎ蒸しは体内環境をより妊娠しやすくする効果が期待されるが、さらに妊娠の確率を上げるためには、卵子そのものの質を高めることがおすすめだ。
なぜなら健康な卵子も、ストレスや生活習慣の乱れ、加齢などにより質が低下し、生殖機能が弱まってしまうからだ。
卵子の質の改善には、規則正しい生活のほか、卵子へエネルギーを与える必要がある。そのエネルギーは、ミトコンドリアと呼ばれる細胞小器官によって産生されている。
ミトコンドリアを活性化させるためには、有酸素運動、ファスティングなど、身体に負荷をかける方法がある。よもぎ蒸しなどとともに、無理のない範囲で卵子の質の改善を行ってみるとよいだろう。