2024年11月23日(土) 【不妊治療全般】
無排卵月経によく使われる漢方薬とは?
無排卵月経とは、月経はちゃんと来ているのに排卵は起こっていない状態のことを指し、排卵障害の一種だ。無月経排卵や無排卵性月経とも言われる。これらは月経が来ているだけに、まさか無排卵だとは思わず、治療が遅れがちなってしまう。
特に30代の女性に多くみられるため、今まで順調だった月経周期が急に乱れ始めたら、念のため婦人科を受診したほうが良いだろう。
不妊治療成功者の症例
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よく使われる漢方薬
患者さんの体調や体質などによって用いられる漢方薬は異なるが、よく使われる漢方薬をいくつかピックアップして紹介する。
・弓帰調血飲第一加減 (きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
女性ホルモンの変動による精神・身体症状、産後の体力低下、月経不順
・温恵(おんけい)
月経不順、月経困難、更年期障害、冷え症
・慶寿(けいじゅ)
女性ホルモンの変動による精神・身体症状、産後の体力低下、月経不順
・涌出(ゆうしゅつ)
月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症
・参茸補血丸(さんじょうほけつがん)
不妊症、虚弱体質、貧血、生理不順、肉体疲労、病後の体力低下、冷え症
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
無月経、虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振
・婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
無月経、頭痛、肩こり、貧血、腰痛、腹痛、めまい、のぼせ、耳鳴り、生理不順、生理痛、冷え症
・海馬補腎丸(かいばほじんがん)
貧血、生理不順、冷え性、肉体疲労
・参馬補腎丸(じんばほじんがん)
虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え性
・星火逍遥丸(せいかしょうようがん)
月経前症候群(PMS)、冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、女性ホルモンの変動による精神・身体症状
・オリヂンP
不育症、冷え症、産前産後などの場合の栄養補給、滋養強壮、虚弱体質、肉体疲労、病中病後
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさんりょう)
冷え症、貧血、肉体疲労、下腹部痛、頭痛、めまい、月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害