2024年11月24日(日) 【不妊治療全般】
不妊治療の検査、治療等の金額 日本平均は?
不妊治療では初期の頃の検査や治療なら健康保険が使えることも多いが、人工授精以降になると一部を除いてほぼ全てが実費となり、患者さんの経済的負担はかなり大きいものになってしまう。
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不妊治療の費用
ある調査によると、日本で不妊治療を受ける夫婦が合計で支払う金額は、概ね130万円以上であるということだ。不妊治療期間の平均は2~5年が4割程で、治療段階により治療の費用も異なってくる。
治療費用の概算
【 初期の一般不妊治療(保険適用範囲)】
検査(ホルモン検査・精液検査・子宮卵管造影検査など) | 1,000〜3,000円ほど |
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タイミング法 | 3,000〜8,000円ほど |
排卵誘発(注射) | 1,000〜3,500円ほど |
腹腔鏡下手術 | 140,000〜380,000円ほど |
【 高度生殖医療(人工授精や体外受精:自由診療)】
各医療機関によって費用は異なり、下記のような差がある。
人工授精 | 10,000~30,000円ほど |
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体外受精 | 200,000~600,000円ほど |
顕微授精 | 250,000〜500,000円ほど |
治療費の差は医療機関の立地や設備、関わるスタッフの数などにより変わるようだ。東京や大阪などでは価格設定が高く、地方の場合だと若干安くなるようだ。
治療の計画を立てる
高額な不妊治療を経て子供を授かった後、将来的に必要となる子供の食費・教育費の負担も考慮した上で治療の計画を立てよう。銀行の不妊ローンを借りる場合も、無理のない返済計画を立ててから利用してほしい。
医療助成制度の適用
高度生殖医療の不妊治療を受けている方を対象に、国から助成金を受け取ることも可能だ。正式名称を「特定不妊治療助成制度」と呼び、体外受精または顕微鏡受精の不妊治療を受けた際に適用となる。助成金の詳細については各都道府県の地方自治体により異なるため、自分が住んでいる自治体の制度について確認しておく必要がある。詳細は各都道府県のサイトや、窓口などで確認することが可能だ。