2024年11月22日(金) 【不妊症、不妊治療の最新情報】
基礎体温が下がると着床のサインなの?
着床のサイン
着床を自覚するサインとして「着床痛」を挙げる女性が多い。下腹部がちくちくするというのがその症状だが、中には布団から起き上がれないほど激しい痛みを感じたという人もいる。
しかし、今のところ医学的根拠はないとされており、この説が正しいかどうかは立証されていない。
他には、高温期に基礎体温が一時的に下がることを着床のサインであると考える女性もいる。この現象を「インプランテーションディップ」と呼ぶが、これは果たしてどこまで信憑性があるのだろうか?
日本ではあまり広く知られていないが、アメリカでは割とポピュラーな説であるという。
しかし、これも着床痛と同じではっきりとした医学的根拠が示されているわけではなく、あくまでも「こうした可能性がある」という程度のものだと認識しておいたほうが無難だろう。
代表的なサイン
一般的な着床のサインとしては、主に次のようなものがある。
・吐き気
・胸のハリ
・微熱
・頭痛
・眠気
こうした症状が起きるのは、無事子宮内膜に着床した受精卵が「無理をしてせっかくのチャンスを逃さないで」と母体に知らせているという説もあるが、これはあながち間違いではないだろう。
実際に、妊娠に気付かず無理をして流産してしまうケースは少なくないので、妊娠の可能性がある時にこれらの症状が出たら、なるべく体を休めてリラックスするようにしよう。
冷えないように温かいお茶を飲んだり、栄養バランスのとれた食事を取ったりすることも大切である。また、仕事を持っている人は、周囲の人に事情を話していざという時のための協力体制を作っておこう。
着床しやすく・流産させないために
着床しやすくする・流産させないためにも、特に食生活やストレスには注意が必要だ。
食事に関しては、添加物が多く含まれる食品を避け、バランスを考慮することで着床環境を整える一歩に近づく。だが、バランスよく摂っていても毎日ビタミンやイソフラボンの摂取量など計算して調理することはなかなか継続することが難しい。
そのような場合、サプリメントで不足分の栄養を補う方が増えている。サプリメントの場合、必要な成分のみを手軽に摂取できることがメリットとしてあるからだ。
特に着床環境を整えるという点では、「ジオスゲニン」と「アグリコン型イソフラボン」をサプリメントとして摂取する方が多い。食生活の見直しを行いながら、まずはサプリメントと併用しながら着床環境を整えてみてはいかがだろう。