見た目は若い！でも元気な精子が作れない！実に男性不妊の8割にあたる

不妊症のおよそ半数は、男性側に原因がある「男性不妊」であることが分かってきています。

男性不妊の理由、実はそのほとんどが精子力の低下にあるといいます。
そして精子力の低下、それはすなわち精子の動力源であるミトコンドリアの質の低下をあらわします。

これまで不妊症というと女性の問題というイメージをもたれることが多くありましたが、近年ようやく「男性不妊」にも注目されるようになってきました。

男性不妊で挙げられる主な原因として、約8割の男性に元気な精子を作ることはできない、造精機能障害（精子形成障害）が認められているそうです。

精子に問題があっても自覚症状がないため、自身で気づくことはありません。

まずは、ご自身の精子の状態を確認することが大切です。
精子検査（精液検査）は、禁欲期間（4日間程度）を経て、射精した精液を採取していただき、30分程度おいた後、液化させ精子の濃度や量、運動率や奇形率を調べます。

WHOが定める基準値は以下の通りです。

なぜ精子の質が低下してしまうのだろうか。

代表的な要因

1. 老化で弱体化した精子ミトコンドリアよる運動率の低下
2. ストレスによる精子量の低下
3. 飲酒、喫煙による酸化環境による精子量、運動率の低下

精子の運動エネルギーを担っているのはミトコンドリアに他なりません。
ミトコンドリアは言わば精子のエネルギー工場なのです。

精子のエネルギー源であるミトコンドリアを活発にさせることで、ミトコンドリアの若戻化ATPの活性が促され、元気な精子を育てることに繋がります。

そのためには生活習慣を整え、きちんとした食事と十分な睡眠をとりホルモン環境を整えることが大切です。

ミトコンドリアは、運動や空腹などで身体に負荷をかけると活発化する特性がある。
そのため、対策には適度な運動やファスティングなどの方法のほか、最近ではサプリメントで比較的手軽に対策することもできるため、取り組む人が増えてきている。