2024年11月22日(金)  体外受精

icsi顕微授精の費用 日本平均とは?

icsi顕微授精は比較的歴史の新しい不妊治療法であり、日本では1994年に初めての分娩が報告された。以降、今日にいたるまで症例数を増やし、現在では年間で7万件以上の実施がある。

不妊治療成功者の症例
イースタティックミネラルES-27により卵子・精子のミトコンドリアの質を改善

日本の平均費用

かかる費用は、日本の平均で一回あたり25~70万円。費用面で断念せざるをえない場合も多く、IVFと同様に治療を受けられらない要素となっている。
自治体によっては少子化対策の一環として助成金を出しているところもあるので、このような制度を利用すると治療費の助けになる可能性はある。
また、不妊治療専門のクリニックよりも大学病院のほうが比較的安価な場合があり、予算と照らし合わせ無理なく通える治療を選択してほしい。

基本的な治療の流れ

icsiの基本的な治療の流れはIVF体外受精と同じである。しかし、IVFが男性に自ら射精してもらった精子を使うのに対し、icsiの場合は精巣から直接採取した精子を使う。採卵後に前培養して処理を施した卵子に、400倍の倍率の顕微鏡を用いて不動化処理を行った精子を注入する。
その後は卵子と精子が受精され、胚となるのまで待つという流れだ。

IVFとicsiの選択

IVFとicsiのどちらを選ぶかは、男性の精子の状態によって決まる。運動性が良好で一定の精子数がある場合はIVFでも良い。
しかし、検査の結果あまり精子の状態が良くないと判断された場合や、もともと精子に障害がある場合はicsiの適用となる。
また、普段は精子に問題がない男性でも、その日の体調によって精子の動きが弱くなり、急遽IVFからicsiに変更されることも覚えておきたい。

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