2024年3月29日(金)  男性不妊

男性不妊の原因と対策とは?

晩婚化が進む日本では、実に男性の10人に1人が不妊体質であるといわれている。
そのうち9割を占めるのが、元気な精子をつくりだすことができない「造精機能障害」である。

▶︎“精子の活性と質の改善”で注目されている成分とは?

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造精機能障害の種類

無精子症

精液の中に、精子が全く見当たらない状態。数を増やしたり、運動能力を上げたりといった対処で解決できないので、造精機能障害の中では最も深刻なものである。

無精子症は、精巣の中で精子が作られているにも関わらず、精子の通り道が塞がれていることから受精が成立しない「閉塞性無精子症」と、精子自体が存在しない「非閉塞性無精子症」の2つに分類されている。

外科手術によって精子の通り道を作ったり、ほんの少しでも精子が見つかればそれを取り出して顕微授精させたりするなどの対応をとる。

乏精子症

精子は作られているものの、極端に数が少ない状態。ほんの少し基準を下回る程度であればタイミング法が成功するケースもあるが、ほとんど見当たらない場合は人工授精や体外受精を行う必要がある。

精子無力症

精子の数には問題がないけれど、質が悪く、あまり元気ではない状態。数々の困難を乗り越えて卵子の元にたどり着くには精子に十分な運動能力が必要なので、性交を繰り返してもなかなか妊娠に至らない。

精子の活動は、日常の心がけで改善する

精子に何らかの問題を生じる原因は先天的なものもあるが、後天的なものが大半であるといわれている。

例えば、過度の飲酒や喫煙、不規則な生活などでストレスが蓄積され、精子に影響してしまうというものだ。このような、後天的な原因の場合、本人の努力によって改善することは十分に可能である。

なるべくストレスを溜め込まない生活を送ることが一番望ましいことである。忙しい現代人はなかなか実行出来ていない。
だが、精子の活動が弱まるメカニズムをしっかり理解し、少しずつでも改善にはたらきかけることは可能である。

出来れば自然妊娠したい

「出来る事なら自然妊娠したい」そう願うのが当然である。その為に精子の事を知る必要がある。

一回の射精で精子は3ml中に約4億匹、でも子宮口にたどり着き卵管へ到達するのはたったの100匹程度

精子が卵管にたどり着くには、なんと40000分の1の確率であるという事だ。では、どうしてそれだけ多くの精子が膣内で死んでしまうのだろうか?

精子の寿命は膣内では4時間程度、卵管に入ると2日程度生きる事が出来る。

膣内の液体(バルトリン腺液)は精子にとって過酷な「酸性環境」で寿命は約4時間、卵管内の液体(頚管粘液)は精子にとって好都合な「弱アルカリ性環境」で2日程度。

膣内に射精された精子はすぐには卵管に入り込む事が出来ない。膣内のバルトリン腺液内で40000倍の生き残りレースが行われる。

精子の量や運動率に問題があると指摘され人工授精・体外受精をすすめられたら、その前に一度、人工頚管粘液型の潤滑ゼリーを試してみよう。

膣内環境の悪化が精子を殺し、妊娠の可能性を下げている

膣液は、膣周辺から分泌される「バルトリン腺液」と「頚管粘液」の2種類で構成されている。
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バルトリン腺液は、膣内を清潔に保つため酸性になっており、自浄と潤滑の役割を果たす。
頚管粘液は弱アルカリ性で若干糸を引く程度のサラッとした液体で、子宮から分泌され精子を子宮口に吸い込む役割を持っている。

また、膣内環境の悪化は、ストレス・加齢・ホルモン異常などによって、バルトリン腺液の酸性度が強くなり、もともと弱アルカリ性の液体の中でしか生きる事が出来ない精子を殺してしまう。

性交後に行うフーナーテストで不良の診断を受ける多くは、この膣内環境の悪化が主な原因である。

精子を殺さない膣内環境への対策

膣内の酸性度を排卵日周辺日だけ弱める為、精子が生存しやすい環境にする潤滑ゼリーを使用する事が自然妊娠の可能性を高める。

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