2024年11月23日(土) 【不妊症、不妊治療の最新情報】
妊活に潤滑ゼリーは有効?
妊娠を目指してタイミング法に取り組んでいると、どうしても義務的になってしまい「気持ちが乗らない」ことや「濡れにくい」といったあるのではないだろうか。
そういう時に手助けとなっってくれるのが潤滑ゼリーだ。
しかしその潤滑ゼリーには、妊活・妊娠に適したものとそうでないものとがあり注意が必要だ。
また潤滑ゼリーに似たものに「ローション」があるが、妊活・妊娠のためにはこれもまた注意が必要だ。
潤滑ゼリーとローションの違い
まずは潤滑ゼリーとローションの違いから見てみよう。
潤滑ゼリー(潤滑ジェル)とローションを同じようなものと思われている方は多いだろう。しかし、この2つは厳密に言うと異なるものだ。
・潤滑ゼリー:女性の膣内に注入して滑りを良くする。
・ローション:身体全体に塗布して使用する。
・ローション:身体全体に塗布して使用する。
簡単に上記のように大別される、よって成分的にも違いが出てくる。
基本的には、両製品とも口に入ったとしても無害な成分になっているが、潤滑ゼリーの方がより成分がこだわられており、食品系の成分が利用されている。
また、開発目的に関しても異なる。そのため、何の目的に利用したいのか等を、きちんと把握した上で製品を選ぶべきだ。もし、性交時の痛みの緩和や濡れにくい体質の場合であれば、迷わず「潤滑ゼリー」を選ぼう。
一般的な潤滑ゼリーではダメなのか
一般的な潤滑ゼリーは、そもそも目的が「スムーズな性交」だけを求めている。
そのため、妊活・妊娠に必要な条件「精子が活動しやすい環境」が実現されていないことが多いという。
ここに一般的な潤滑ゼリーと妊活・妊娠目的の潤滑ゼリーとで精子の動きを観察した動画があるので見ていただきたい。
・phが弱アルカリ性
・粘度が抑えられている
・浸透圧が精液や頸管粘液とほぼ同等である