2017年1月23日(月)  特集

医師に聞いた、不妊サプリメントを選ぶ3つのポイント


不妊治療中は多くのサプリメントを服用している方も多いのではないだろうか。
食事では摂れない成分もあるので、サプリメントの利用はおすすめするが、ただ摂っているだけではいけない。
ではどうすればいいのか。
数ある不妊サプリメントからより良いものを選ぶための重要な3つのポイントを医師のアドバイスと共にご紹介しよう。

イースタティックミネラル研究Drスペシャルインタビュー

―― 【インタビュアー】最近、不妊治療をされている方の間で「イースタティックミネラル」という成分が注目されてきているようですが、イースタティックミネラルとはどのような成分か教えてください。
▲ ミトコンドリアの機能改善や回復に役立つイオン化ミネラル

▲ ミトコンドリアの機能改善や回復に役立つイオン化ミネラル

【先生】
イースタティックミネラルは、特に30代以上で不妊治療をされている方の間で、関心が高まっているサプリメント成分です。

卵子や精子といった、生殖細胞の活動源となる「ミトコンドリア」の機能改善や回復に役立つイオン化ミネラルです。

―― 【インタビュアー】30代以上で不妊治療をされている方が、使用されていることが多いのですね。具体的にはどのような不妊対策に有効なのでしょうか。

【先生】
不妊症の原因として多く見られる、卵子や精子の質の低下・老化などですね。
その中でも、わかりやすく一例を挙げると、AMH検査が基準値より低い女性や、精子の運動率が低い男性などが考えられます。

―― 【インタビュアー】卵子や精子の質は、低下してしまうのものなのですか?
▲ 35歳を超えると、卵子や精子の老化が著しくなってきます

▲ 35歳を超えると、卵子や精子の老化が著しくなってきます

【先生】
はい、不規則な生活や食生活など、私たちの日常生活には、卵子や精子の質の低下につながる要因があふれています。
特に35歳を超えると、卵子や精子の老化が著しくなってきます。これは晩婚化が進む現代では避けられない問題のひとつです。

現在、不妊症の約80%が原因不明の不妊とされていますが、実はそのうち90%以上が卵子や精子の質の低下に原因があるのではないかということがわかってきています。

卵子や精子の質が低下してしまうと、受精しにくくなったり精子の動きが悪くなったりと、さまざまな問題が起こって妊娠が難しくなってしまうのです。

―― 【インタビュアー】なるほど、そこでイースタティックミネラルの登場、というわけですね。イースタティックミネラルは、卵子や精子の質の低下にどのように働きかけるのでしょうか。


【先生】
イースタティックミネラルは、卵子や精子といった生殖細胞の活動源になる「ミトコンドリア」に直接働きかけます。ミトコンドリアは、いわゆる細胞の原動力です。

イースタティックミネラルは、ミトコンドリアにエネルギーを与えることで、活動の弱まった卵子や精子を活性化させる働きがあるのです。

また、卵子や精子の質の低下やミトコンドリアの活動力の低下には、細胞の酸化が大きな要因ですが、イースタティックミネラルの武器として、この細胞の酸化に対する強力な「酸化還元力」を持っているのが特長です。

ミトコンドリアにエネルギーを与えることで、活動の弱まった卵子や精子を活性化させる

▲ ミトコンドリアにエネルギーを与えることで、活動の弱まった卵子や精子を活性化させる

―― 【インタビュアー】酸化還元力ですか、「抗酸化力」などはよく聞く言葉ですが。

【先生】
抗酸化力は、コエンザイムQ10やビタミンCなどの効果としてよく聞く言葉ですね。
抗酸化力は、すでに酸化してしまった(錆びついてしまった)細胞を、これ以上酸化させないとイメージしてください。一方、抗酸化力は酸化してしまった細胞にエネルギーを供給して、「若返らせる」ことができるのです。

―― 【インタビュアー】なるほど、エネルギーを与えて、根本から若返らせてしまうというわけですね。

【先生】
そうです。若返らせることにより、本来の卵子・精子の活動を甦らせ妊娠しやすい体質に導くというわけです。
これらの作用機序については臨床試験をおこなったデータがありますのでご紹介させていただきます。

試験では36名を対象に、イースタティックミネラルを含有するサプリメントを30日間毎日摂り続けてもらい、被験者の服用前後の尿中に含まれる「8-OHdG」、と血中に含まれる「T細胞サブセット(以下Th2)」の数値を測定し、結果を比較しました。

8-OHdGとは細胞の酸化状態、酸化ストレス状態を測れるもので、Th2は同じく細胞の酸化状態をとともに、細胞のアレルギー反応を測ることができます。

臨床試験データ

イースタティックミネラルを用いた酸化状況抑止、抗不妊サプリメントの臨床応用試験

▲ イースタティックミネラルを用いた酸化状況抑止、抗不妊サプリメントの臨床応用試験

グラフをご覧ください。
臨床試験の結果、8-OHdG、Th2とも著しい低下が見られました。

数値の低下は、イーティタティックミネラルが、ミトコンドリア内部の酸化による損傷を防止し、細胞のリプログラミング(初期化)効果を持つことで、細胞の寿命延長への有益な働きを持つことを意味します。

―― 【インタビュアー】細胞の核であるミトコンドリアを甦らせ、卵子や精子を元気にする。その結果、妊娠しやすい体づくりに導く、ということが証明されたわけですね。
▲ イースタティックミネラル、ジオスゲニン、アグリコン型イソフラボンの成分を配合したサプリメント

▲ イースタティックミネラル、ジオスゲニン、アグリコン型イソフラボンの成分を配合したサプリメント

【先生】
はい。不妊解決の決め手は、卵子・精子の細胞の核であるミトコンドリアの活性化にあります。

イースタティックミネラルは、すでにサプリメントで手軽に摂取できるようになっています。

不妊で悩まれている方のひとつの選択肢になりうるのではないでしょうか。

ジオスゲニンとアグリコン型イソフラボン研究Drスペシャルインタビュー

―― 【インタビュアー】一説によると、日本で何らかの不妊治療をうけている人は50万人ともいわれているとか。まだ治療をうけていない人を含めると、不妊に悩む人は、かなり多くの人になりそうですね。


【先生】
はい。子どもが欲しいと思いつつ、なかなか妊娠しないカップルは、10組に1組とも5組に1組とも言われています。
妊娠しやすい年齢は20代前半なのですが、厚生労働省の2012年の統計によると、女性が第一子を産む年齢は30.3歳。出産が高齢化し、不妊に悩まれる方も多い事も頷けます。

―― 【インタビュアー】多くの人が不妊に悩まれている分、巷には不妊に良いとされる成分を含んだサプリメントが多く出回っていますが、何と何をとればいいのか悩んでしまいます。
▲ 不妊の原因にピンポイントに働きかける成分に絞って摂取することをおすすめします

▲ 不妊の原因にピンポイントに働きかける成分に絞って摂取することをおすすめします

【先生】
私は、複数のサプリメントを摂取することはおすすめしていません。理由としては、サプリメントを作る際、成形したり品質を保持するために、多くの添加物が使われているためです。数種類のサプリメントを摂るということは、その分添加物も体に取り入れてしまうことになるからです。

必要な成分を摂るために、数多くのサプリメントを摂るのではなく、不妊の原因にピンポイントに働きかける成分に絞って摂取することをおすすめします。

特に30代後半以上の不妊症の原因の多くは、AMHの低下や原因不明がそのほとんどを占めています。

治療の根本的な改善方法は、単に卵子・精子にエネルギーを与え蘇らせるだけではいけません。
これら生殖細胞をコントロールする、女性ホルモンと男性ホルモンにもしっかりアプローチし、活性化をはからなければなりません。

30代後半以上で出産を望まれる方のサプリメント選びのポイントは3つあります。
・1つ目は女性ホルモン、男性ホルモンの分泌を促進する働きを持つものを選ぶこと。
・2つ目は卵子、精子のエネルギー源であるミトコンドリア量を増やすこと。
・3つ目は血行不良を改善することです。
▲ イースタティックミネラル、ジオスゲニン、アグリコン型イソフラボンの成分を配合したサプリメント

▲ イースタティックミネラル、ジオスゲニン、アグリコン型イソフラボンの成分を配合したサプリメント

そこで、女性ホルモン・男性ホルモンの活性にはたらきかける「ジオスゲニン」と、血流の改善と自律神経の安定により効率的なホルモンの分泌を促す「アグリコン型イソフラボン」の2つの成分を推奨しています。

卵子・精子の生殖細胞にエネルギーを与える、イースタティックミネラルとともにバランスよく摂取することで、相乗効果がうまれ最大限に効果を発揮します。

―― 【インタビュアー】それではまず、ジオスゲニンの効果について教えて下さい。
▲ ジオスゲニンは、山芋から取れる成分

▲ ジオスゲニンは、山芋から取れる成分

【先生】
ジオスゲニンは、山芋から取れる成分でホルモンバランスの調整や改善に使用される医薬成分DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)によく似た構造をもっています。最近DHEAの代替成分として期待されています。

女性には、卵胞の成熟から排卵・着床まで様々なはたらきをする女性ホルモン・エストラジオールの活性に、また着床環境の生育に欠かせない黄体ホルモン(プロゲステロン)の活性に、はたらきかけます。

一方で男性には、精子の形成や興奮作用のある神経伝達物質・ドーパミンの増加に必要な男性ホルモン・テストステロンの活性に、はたらきかけます。

―― 【インタビュアー】ジオスゲニンは、女性ホルモン、男性ホルモン両方の活性に、はたらきかけるのですね。

【先生】
はい。ジオスゲニンが女性ホルモン、男性ホルモンにはたらきかけることで、イースタティックミネラルによりエネルギーに満ちた「卵子・精子の生殖細胞」が活動できる環境を、すなわちホルモン環境を整えることができるのです。

―― 【インタビュアー】それでは、もうひとつの成分アグリコン型イソフラボンの効果について教えてください。
▲ イソフラボンは、主に大豆の胚芽に含まれるフラボノイドの一種

▲ イソフラボンは、主に大豆の胚芽に含まれるフラボノイドの一種

【先生】
イソフラボンは、主に大豆の胚芽に含まれるフラボノイドの一種で、ジオスゲニン同様女性ホルモン、男性ホルモンに深い関わりを持つ成分です。
食事の欧米化により、豆腐や納豆といった大豆食品を食べる機会が少なくなった現代人にとっては、サプリメントで積極的に補いたい成分のひとつです。

女性においては、卵巣ホルモンともいわれる女性ホルモンの一種、エストロゲンに似た分子構造をもっているので、子宮の厚みを保ったり、排卵のタイミングを整えるはたらきをします。
男性においては、血管を拡張し血流を促進させ、さらに自律神経を安定させるはたらきがあります。

―― 【インタビュアー】イソフラボンという成分は、大豆食品などでよく目にしますが、“アグリコン型”とはどういうものなのですか。

【先生】
イソフラボンには、“アグリコン型”と“グリシン型”の2種類があります。
多くの大豆食品は、“グリシン型”に該当します。イソフラボンのまわりに糖がくっついている状態で、体内に吸収するには腸内細菌の酵素で、切り離さないといけません。一方“アグリコン型”は、糖がすでに外れている状態なので、腸内細菌のはたらきに左右されず、効率よく吸収できます。

―― 【インタビュアー】なるほど、あらかじめ吸収しやすい形で体内にとりこむ、ということですね。

【先生】
はい。アグリコン型にすることで、イソフラボンを効率よく吸収する。その結果、女性ホルモン・男性ホルモンのはたらきをスムーズにして、妊娠するための準備を円滑に行うというわけです。

以上のように不妊サプリメントは複数摂るのではなく、身体の根本である女性ホルモンと男性ホルモンの分泌、卵子・精子のミトコンドリア量の増加など、生殖細胞に働きかけるサプリメントをメインに選んでいくことが、不妊治療を前進させる鍵となる。「身体を温める成分ばかり摂っていた」なんてことにならないように、気をつけたいものだ。

  • 特集ミトコンドリアを活性させるイースタティックミネラルを使った卵子、精子の若返り
  • 卵子/精子の生殖細胞にエネルギーを与える、イースタティックミネラルとは 原因が不明な不妊症のうち約90%以上が卵子や精子に問題があり、不妊治療がうまくいかないのが現状です。これらの問題を解決するには卵子、精子の質を改善する必要があります。エネルギーを多く必要とする細胞ほど細胞内のミトコンドリアの量が多く元気である必要があります。とくに、心臓細胞同様に卵子や精子は多くのエネルギーが必要とするためミトコンドリアの量は他の細胞に比べ10倍以上必要 …
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