2017年1月17日(火)  不妊治療全般

タイミング法で妊娠確率をアップさせる方法


タイミング法は、妊娠を目指すカップルが真っ先に取り組む方法だ。
まさに排卵日のタイミングにあわせて子作りをおこなうので「タイミング法」というわけだ。

タイミング法の成功率と回数

1回(周期)あたりの成功率は約20%であるが、90%の夫婦が5~6回(周期)のチャレンジで妊娠しているというデータもあり、夫婦ともに健康であればそれほどお金をかけずに子供を持つことができるだろう。

ただ、月経不順をはじめとするなんらかの問題があったり、35歳以上であまり時間をかけていられなかったりする場合は、5~6回(周期)まで待たずに次のステップへ進むケースもある。

タイミング法の仕組み

男性の精子は平均3日、長い場合7日ほどの寿命がある。対して女性の卵子は排卵から24時間ほどが寿命という。

そこで、およその排卵日のタイミングを知り、そのタイミングを狙い子作りをすることで妊娠する確率を高めるのだ。
タイミング法の仕組み

タイミング法を成功させるためには

妊娠しやすい時期は、排卵日の「2日前」「前日」「当日」「翌日」となる。
good timing
このタイミングを把握するために、下記の方法とともにタイミングを掴んで行っていく。また病院では、エコー用いて卵胞の大きさを確認する検査もある。

基礎体温を付ける

妊娠するにはまず、基礎体温をつけることは必須だ。基礎体温を付けることで、自分の排卵日の予測をたてやすくなる。また、測定結果・体調・性交の有無をグラフに書き込むとより把握しやすい。

尿検査・排卵検査薬

尿中の「LHサージの」分泌量を検出し、排卵のタイミングを把握する。「LHサージ」がみられたら、そこから約12〜36時間(ピークからは10〜12時間)以内に排卵が起きる。

妊娠を考慮した潤滑ゼリーの活用

頚管粘液は精子を卵管へ導き、卵子へと進ませる為に必ず必要なものだ。排卵日タイミングに性交を持ったとしても、頚管粘液が少なく濡れにくい体質は妊娠への可能性を大きく低下させる。

タイミングをとる時の精子のコンディション

妊娠の可能性が高いタイミングに男性の精子のコンディションを合わせる事は非常に難しいと言える。

精子の生存は良好な膣内で約2日間と言われている。
膣内に入った精子は、1分間に2~3mmの速度で前進していき、射精後約1~2時間ほどで卵管にいる卵子のところにたどりつく。

とはいえ、卵子の周囲まで近づけるのは、わずか100匹ほど。その中の1匹だけが卵子の中に入っていき、受精が成立するのだ。

しかし、せっかくタイミングよく排卵日に性交を持てたとしても、膣内環境が良好に保たれていなければ卵子の周囲まで近づける精子の数は極端に少なくなってしまう。

膣内環境の悪化が精子を殺し、妊娠の可能性を下げている

膣液は、膣周辺から分泌される「バルトリン腺液」と「頚管粘液」の2種類で構成されている。
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バルトリン腺液は、膣内を清潔に保つため酸性になっており、自浄と潤滑の役割を果たす。
頚管粘液は弱アルカリ性で若干糸を引く程度のサラッとした液体で、子宮から分泌され精子を子宮口に吸い込む役割を持っている。

精子について

精子の寿命は膣内では4時間程度、卵管に入ると2日程度生きる事が出来る。
膣内の液体(バルトリン腺液)は精子にとって過酷な「酸性環境」で寿命は約4時間、卵管内の液体(頚管粘液)は精子にとって天国な「弱アルカリ性環境」で2日程度。

膣内に射精された精子はすぐには卵管に入り込む事が出来まない。膣内のバルトリン腺液の中で40000倍の生き残りレースが行われ4時間以内にやっと100匹の精子が子宮口にたどり着く。

膣内のバルトリン腺液が酸性である理由は「自浄作用」にあり、異物を殺す為なのだが、かえってこれが精子を殺す原因にもなるのだ。

また、膣内環境の悪化は、ストレス・加齢・ホルモン異常などによって、バルトリン腺液の酸性度が強くなり、もともと弱アルカリ性の液体の中でしか生きる事が出来ない精子を殺してしまうのだ。

性交後に行うフーナーテストで不良の診断を受ける多くは、この膣内環境の悪化が主な原因なのだ。

精子を殺さない膣内環境への対策

膣内の酸性度を排卵日周辺日だけ弱める為、精子が生存しやすい環境にする「妊娠向けの潤滑ゼリー」を使用する事が自然妊娠の可能性を高める。

まずは、精子の量や運動率に問題があると指摘され人工授精をすすめられた際は、その前に一度、頚管粘液型の潤滑ゼリーを試してみよう。

精子にとって環境の良い頚管粘液量を増やす為にプレマリンという薬を服用する事がある。
また、排卵誘発剤の投与によってエストロゲン量を人工的に増やし、頚管粘液を増やす方法があるが、両者とも脳ホルモンへのアプローチが必要なため、頭痛や吐き気などの副作用もある。

その為、フーナーサポート潤滑ゼリーなどの人工頚管粘液型の潤滑ゼリーによって膣内環境を弱アルカリ性化し、人工授精前の自然妊娠に利用されつつあるのだ。

潤滑ゼリーにおいて注意すること

特に精子に問題がないのに、原因不明でなかなか妊娠できないカップルの多くが、この頸管粘液と膣内環境が原因だと言われている。

適切な潤滑ゼリーを使用することで自然妊娠の確率を高め、フーナーテストを良好に導くことが可能なのだ。

妊娠を目的とした潤滑ゼリーの選び方のまとめ

  1. 成分が弱アルカリ性であること
  2. 液体の硬さ(粘度が300以下であること)
  3. 浸透圧が頸管粘液と精液と同等に作られている
  4. 容器の形状

妊娠目的の潤滑ゼリーと一般的な潤滑ゼリーの違い

jelly_01・一般的な潤滑ゼリー
主に「濡れにくい」という女性が使う潤滑ゼリー。
スムーズな性交を求めるカップルがいるが、安価で、性風俗などに利用されるような潤滑ゼリーを使用することは、殺菌成分や防腐剤が多く、また滑りだけに重点が置かれている。
そのため、粘土が硬く、子宮口にフタをしてしまう。
jelly_02・妊娠目的の潤滑ゼリー
妊娠目的の潤滑ゼリーは、人工頸管粘液と同じ成分で再現され、精子を殺す成分は入っていない。
そのため、潤滑の役割を果たしながら精子を膣内で長生きさせ、活発に動き回れるために粘度も柔らかい。さらに、頸管粘液と同じ弱アルカリ性のため、膣内の酸性度を中和させ、吸い込むように子宮口に精子を導いてくれる。
妊娠目的の潤滑ゼリー
ph値 弱アルカリ性 酸性または中性
理由 精液や頸管粘液と同じ弱アルカリ性にすることで精子を元気に長生きさせるためだ。 性風俗などでの使用を目的として製造されていることが多く、抗菌作用が強く精子を弱らせる成分が配合されている。
粘度 柔らかい(粘度300未満) 一般的に硬いものが多い
理由 精子が膣内で自由に泳ぎまわれる為 滑りを目的として製造されている為
浸透圧 精液と頸管粘液の浸透圧の差を無くす浸透圧を採用 記載なし製品が多い
理由 精子が子宮口に入り込むために最も重要な精液と頸管粘液との間に「液体の壁」を無くす為
容器形状 抗菌使い切りスティック ボトル、チューブボトルタイプ
理由 使用時の雑菌の繁殖を抑えるため1回づつの抗菌スティックで無菌状態が保てる為、成分内に保存料や抗菌剤がほとんど必要ない。 開封状態で手などに取って使用するため、雑菌が繁殖しやすいため、抗菌剤や保存料を多く使用する必要があり、結果、精子を殺してしまう。

 

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妊娠目的の潤滑ゼリー

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