2017年1月23日(月)  不妊治療全般

排卵後の人工授精は成功するの?


人工授精のタイミング

人工授精のタイミングは卵胞の発育状態を超音波で確認することで決定されるが、そのタイミングを分類すると「排卵前」「排卵直後」「排卵後」の3パターンがある。

しかし現在の医学では残念ながら、排卵のタイミングをピンポイントで測定することができないため、卵胞の発育状態を診て、医師の経験からタイミングを測る。

人工授精のタイミングの基本

人工授精のタイミングは「精子」「卵子」の基本的な寿命を元にしている。

■ 精子の寿命

個人差があり、だいたい3~5日と言われているが、2日くらいの方もいれば7日くらいの方もいる。精子に関しても、卵子と同様、老化した精子では受精能力が減少してしまっているので、良質な精子を保つことが妊娠力のアップに繋がる。

■ 卵子の寿命

個人差はあるが、だいたい6~24時間だと言われている。その中でも、生存時間内の6~8時間が受精可能時期(ゴールデンタイム)と言われている。卵子の寿命は、老化が進んでいないほど長い。ゴールデンタイムもそれに伴って長くなる。そのため、良質な卵子に保つことは、妊娠率をアップすることに繋がるのだ。

体外受精などで採り出した卵子については、排卵後の受精可能期間(ゴールデンタイム)は8〜12時間とも言われている。そのため、人工授精でのタイミングとしては、hCG注射後の24~36時間に行うことが多いだろう。

実際には、いつ排卵したのか?排卵直後なのか?が判断しづらいこともあるようだが、前日の超音波で卵胞が存在し、翌朝の人工受精時に排卵していた場合は、妊娠率が高くなることが期待できるのだ。

排卵後であっても、卵子はだいたい24時間の生存時間があるため、その間に質の良い精子と出会い受精できれば妊娠することが可能だ。しかし、排卵後1日以上経過してから人工授精した場合は、妊娠率は低下してしまう。

排卵後の受精可能期間(ゴールデンタイム)の期間を過ぎれば受精できなくなることを考えると、卵子と精子には「新鮮さ」「質の良さ」は必要だ。もちろんこれは、卵子と精子の個人差もあるため必ずと言うわけではない。

人工授精をした周期でも性交は必要?

人工授精をした周期でも、より妊娠率を上げるために性交することに関して問題はないのだ。
特に人工授精が排卵日より早かった場合で、基礎体温が低い間は妊娠できるチャンスが続くと考えられるため、性交を行うことをおすすめする。

ただ、気をつけたいのは「義務的な性交」ではなく「ストレスのない性交」を心がけよう。特に男性は気分などによって精子の質が左右されることがあるからだ。

人工授精を成功させるために

人工授精のタイミングはどうしても医師任せとなるため、変に心配してしまいストレスを感じてしまうことが多いだろう。

しかし、タイミングは医師に任せ、自分でできる「人工授精を成功させること」を行うことが大切なのだ。

「人工授精を成功させること」とは、「質の良い卵子と精子」を育てることになる。では、「質の良い卵子と精子」はどうすれば育てられるのだろうか?

生活習慣・食事などの改善

夜更かしや添加物だらけの食事、運動不足、喫煙、アルコール、ストレスが当たり前になっている人は、少しずつ生活を変えていこう。

寝る時間を一時間早めたり、自炊の回数を週に1、2回増やしたりするだけでも効果はある。

精子や卵子の質の向上

卵子と精子にはその機能を十分に発揮させるための細胞器官が備わっている。それは「ミトコンドリア」と呼ばれるエネルギー製造装置のような器官だ。

しかし、このミトコンドリアは体に良くない生活を続けていると徐々にその数は減少し、必要なエネルギーを作り出すことができなくなってしまう。そして、卵子と精子の妊娠するための機能が正常に働かなくなるのだ。では、いかにして妊娠するための機能を保たせるのか。

ミトコンドリアの活性化

卵子や精子のエネルギー製造装置の役割を担っている「ミトコンドリア」を元気にさせることが一番の近道だ。

方法としては、早寝早起きなどの規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事、適度な運動などがあげられる。

だが、より卵子や精子の質を上げたいのであれば、日常生活の改善の他にも、ミトコンドリアの不足したエネルギーを補給するための「イースタティックミネラル」を含む成分を摂ることをおすすめする。

イースタティックミネラル」により、老化したミトコンドリアが甦り、質が悪くなった卵子や精子を回復させることができるのだ。それにより、不妊治療に費やす時間も短縮することに繋がるのだ。

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