2017年1月23日(月)  不妊治療全般

不育症の治療に漢方は有効か?


不育症を改善するには、漢方の力で少しずつ体質を変えていくのも効果的だ。今回は、比較的よく用いられている漢方の種類と、その効果について調べてみた。

漢方が有効な不育症原因

不育症は、染色体異常・免疫異常・自己免疫異常の3つに分類できる。そのうち、漢方薬が最も有効的なものは、自己免疫異常だという。

自己免疫異常は、自分の中に侵入してきた異物などに対してのみ反応する免疫システムが、自分の組織を異物として誤認し、攻撃をする異常を指す。この状態が、母体と胎児の間で起こることで流産してしまうのだ。

この異常は、抗核抗体や抗リン脂質抗体などを血液検査で確認する。治療は、副腎皮質ホルモン(ステロイド)の長期投与、低容量アスピリン療法などになる。

妊娠前から、ステロイドやアスピリンを服用し続けることに抵抗がある方も多いようで、漢方療法を選択される方もいる。

だが、柴苓湯(さいれいとう)による肝機能障害を引き起こすケースもあるため、定期検査は必ず必要だ。

不育症治療に用いられる主な漢方

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

冷え・むくみの改善、卵巣機能の向上にも効果あり。不妊症の基本薬ではあるが、不育症にも用いられる。

当帰散(とうきさん)

流産しやすい不育症に用いられる。

柴苓湯(さいれいとう)

ステロイドのような免疫調整作用や血小板凝集能抑制作用があるため、抗リン脂質抗体価が高い不育症によく処方されている。また、多嚢胞性卵巣症候群、無排卵にも用いられている。

漢方療法にかかる費用

漢方薬をどこで処方されるかによっても、費用は大きく差が出てくる。
不妊専門病院で、治療の一環として出される漢方の場合、保険が適用されることもあり、それであれば、1周期に数千円程度で抑えることが可能だ。

しかし、最近注目されている漢方薬局の場合では、自費での支払いとなるため、1周期に数万円かかることがある。だが、その分専門病院よりも細やかな相談に応じてくれるようだ。

ただここで確認が必要なのは、通院している病院とは別に、漢方療法を行う場合だ。
漢方薬の種類によっては、西洋薬との飲み合わせの相性など、治療の邪魔になってしまうこともあるため、注意が必要だ。

漢方治療とともに妊娠しやすいカラダづくりを

漢方を飲用して不育症を改善しつつ、妊娠するための体づくりも平行して行うのも大切だ。妊娠しやすくするために必要な「質の良い卵子」を作るためには規則正しい生活が欠かせない。

生活習慣・食事などの改善

夜更かしや添加物だらけの食事、運動不足、喫煙、アルコール、ストレスが当たり前になっている人は、少しずつ生活を変えていこう。

寝る時間を一時間早めたり、自炊の回数を週に1、2回増やしたりするだけでも効果はある。

精子や卵子の質の向上

卵子と精子にはその機能を十分に発揮させるための細胞器官が備わっている。それは「ミトコンドリア」と呼ばれるエネルギー製造装置のような器官だ。

しかし、このミトコンドリアは体に良くない生活を続けていると徐々にその数は減少し、必要なエネルギーを作り出すことができなくなってしまう。

そして、卵子と精子の妊娠するための機能が正常に働かなくなるのだ。では、いかにして妊娠するための機能を保たせるのか。

ミトコンドリアの活性化

卵子や精子のエネルギー製造装置の役割を担っている「ミトコンドリア」を元気にさせることが一番の近道だ。方法としては、早寝早起きなどの規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事、適度な運動などがあげられる。

だが、より卵子や精子の質を上げたいのであれば、日常生活の改善の他にも、ミトコンドリアの不足したエネルギーを補給するための「イースタティックミネラル」を含むサプリメントを併用することをおすすめする。

イースタティックミネラル」により、老化したミトコンドリアが甦り、質が悪くなった卵子や精子を回復させることができるのだ。それにより、不妊治療に費やす時間も短縮することに繋がるのだ。

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