2017年1月17日(火)  不妊治療全般

不妊でも甲状腺機能を上げれば妊娠できる?


甲状腺

甲状腺とは喉ぼとけの両側にある甲状腺ホルモンをつくる器官である。甲状腺ホルモンは身体の発達を促進する働きがあるため妊娠と大きく関わりがある。

その甲状腺ホルモンが低下する病気を甲状腺機能低下症という。

甲状腺機能低下症

女性のおよそ1%程度は甲状腺機能低下症であるという統計があり、決して珍しい病気ではない。甲状腺機能低下症であってもよほど重度でない限り、妊娠自体は可能である。

しかし甲状腺機能低下症の場合、高確率で黄体機能不全になり、そうなると着床がうまくできなくなり妊娠しにくくなってしまう。

仮に妊娠したとしても甲状腺機能低下症は流産や早産、胎盤早期剥離の原因のひとるであるため注意が必要だ。

甲状腺機能の問題はそれだけではない。一番の問題点は胎児の知能に影響があることである。

甲状腺ホルモン

以前は、甲状腺機能低下症は不妊症の原因のひとつとしか扱われていなかったため、病院でも妊娠後は特に検査は行わなかった。

母体の甲状腺ホルモンは胎盤を通らないと考えられていたからである。

しかし近年の研究結果でわずかではあるが、母体の甲状腺ホルモンが胎盤を通っていることが分かった。

それにより、妊娠初期から中期にかけ母体の甲状腺ホルモンが低いと、胎児の知能(神経や精神も含む)が低くなるという研究データが発表されたのだ。

以降、不妊症時の甲状腺検査だけでなく、妊娠時にも検査を実施するようになったので、検査結果で異常があった場合、母子の健康のため速やかに治療を開始することが大切である。

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