2017年1月22日(日)  不妊治療全般

OHSS卵巣過剰刺激症候群の不妊治療例


「OHSS卵巣過剰刺激症候群」とは、卵巣の中の卵が過剰に刺激されることにより卵巣が膨れ上がって、腹水や胸水などの症状を引き起こすことである。

不妊治療の一環として使われる排卵誘発剤の副作用であり、通常は経過をみているうちに自然と落ち着くが、重症化すると腎不全や血栓症などの様々な合併症が起きることもあるので注意が必要だ。

主な症状

・ 腹部の膨満感
・ 吐き気
・ 急激な体重の増加
・ 尿量の減少

上記のような症状が現れたら、すぐ担当医に相談しよう。

OHSS(卵巣過剰刺激症候群)になると

OHSSになると、通常は採卵が中止になる。
卵巣の機能が正常に戻るのを待って再び挑戦することになるので時間はかかるが、無理に治療を進めると症状が悪化して結局妊娠の可能性が遠のくので、次のチャンスを待とう。

年齢などの事情から時間をかけたくない場合は卵子ミトコンドリアを活性化させると卵巣機能が若返り再挑戦までの時間を短縮できる。

ちなみに、OHSSになりやすい人というのがあって、やせ型や多嚢胞性卵巣症候群の所見がある人、年齢が35歳以下、そして過去にOHSSを発症したことのある人は要注意だ。

予防法

予防するためには、自分がこうしたリスク因子に当てはまるかどうかを踏まえた上で、発育卵胞が多すぎる場合には速やかに排卵誘発剤の使用を中止することである。

また、通常よりも注射の間隔を空けてみたり、HMGは使わずpureFSHを使ってみたりするなど、排卵誘発の方法を変えてみるのも一つの方法だ。

体外受精を受ける場合は、妊娠率を上げるためにどうしても複数の卵子が必要となる。そのため、排卵誘発剤の使用は必須となり、程度の差はあるものの多くの患者さんがOHSSを経験している。

リスク因子がない場合はそれほど怖がる必要もないが、それまで感じたことのない体の不調があれば、一応OHSSの可能性を疑ってみよう。早期発見が重要である。

より妊娠しやすいカラダにするために

上記のような治療とともに、日頃から妊娠しやすいカラダづくりを行うことも必要だ。なぜなら、妊娠するためには、質の良い卵子が絶対的に必要になるからだ。

いざ排卵が始まった時に、その卵子の質が悪ければ妊娠率は下がってしまう。だからこそ、卵子の質を高めるために、規則正しい生活が欠かせない。

規則正しい生活・バランスのとれた食事

夜更かしや添加物だらけの食事、運動不足、喫煙、アルコール、ストレスが当たり前になっている人は、少しずつ生活を変えていこう。

寝る時間を一時間早めたり、自炊の回数を週に1、2回増やしたりするだけでも効果はある。

適度な運動

エネルギーを放出して卵子を活性化させてくれるミトコンドリアの数を増やすことも大切だ。ミトコンドリアも、やはり規則正しい生活によって作られる。

特に筋肉の中にミトコンドリアは多く存在するので、筋力トレーニングを日課にすると良いだろう。

卵子の質の向上

卵子を活性化させたあと、ミトコンドリアはエネルギーが不足する。このエネルギーを補給しなければミトコンドリアは弱まり壊れてしまう。

そうなると、卵子もまともに機能しなくなるため、このエネルギーを補給する「イースタティックミネラル」を含むサプリメントを摂るのもおすすめだ。

そうすることにより、ミトコンドリアが蘇り卵子も十分なエネルギーを受け取ることが可能になり、質が向上することになるのだ。

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