2017年1月21日(土)  卵子対策

AMH低向け排卵誘発剤で良卵を採取する方法


排卵誘発剤は文字通り、不妊治療として排卵を誘発させる薬で、クロミッドやセロフェンなどの飲み薬、さらにhMG(ヒト閉経ゴナドトロピン)やhCG(絨毛性腺刺激ホルモン)の注射剤があり、症状によって使い分けがされている。

排卵のメカニズム

はじめに排卵に至るまでのメカニズムを説明すると、排卵は下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)により原始卵胞が発育し、卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)によりその卵胞が破裂することでおこる。

この排卵に至るまでの過程で、卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)の分泌に問題があり卵胞が発育・破裂に至らない場合に排卵誘発剤が使用される。

ただ、排卵誘発剤により高い確率で排卵を誘発することはできるが、必ずしもすべてのケースで妊娠に至るとは限らない。

その理由は排卵に成功しても俗にいう「空砲」で、簡単に言うと卵の中に黄身が入っていない状態だからだ。

これは、加齢や様々な環境要因により、いわゆる卵子の質が低下した状態が原因だとされている。

卵子の構造

卵子は細胞分裂をおこなう「核と二次極細胞」、これらを守る「細胞質と透明体」、さらに卵子が活動するためのエネルギーを産生する「ミトコンドリア」の5つの器官構造で成り立っている。

卵子の構造

卵子の構造

卵子の質が低下した状態は多くの場合、これら5つの器官の活動が弱まっている状態、いわば活動エネルギーを産生する「ミトコンドリア」が弱まっていると考えられているのだ。

現在の医療では卵子の質自体を直接はかることはできないが、AMH検査では原始卵胞の状態をある程度把握することができる。

卵子の質が予測できるAMH検査

AMH検査は原始卵胞が発育して排卵するまでの過程で分泌されるアンチミューラリアンホルモン(AMH)をはかる検査で、卵巣予備能力を反映すると考えられていて、卵巣内にどのくらい卵が残っているかの目安とされている。

女性は原始卵胞を約200万個卵巣に備えて生まれてくるが、男性の精子と違い原始卵胞は生後新たに形成されることはなく、年齢とともに徐々に減少し、思春期・生殖年齢の頃には約20~30万個まで減少する。

年齢を経て原始卵胞が減少しているということは、等しく卵子の質も低下し活動能力が弱まっていると考えられているのだ。

しかしAMH検査で低い数値が出て原始卵胞が減少している状態、いわば卵子の質が低下した状態でも無事に妊娠を実現されている人も多いという。

食生活の改善やサプリメントなどで体のバランスを整えることでミトコンドリア活動の活性を促しチャンスを掴みとっているのだ。

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