2017年1月21日(土)  卵子対策

妊娠に重要な卵巣年齢とは


卵巣年齢と不妊

見た目が若い方、実年齢が若い方などは、「いつでも妊娠できる」という考えを持っている方が多い。しかし、妊娠できる年齢は、今も昔も変わっていない。

特に女性は男性と違い、卵子を新たに作り出すことをしない。母親のお腹の中にいる時に作られた「原始卵胞」を卵巣に保存している状態なのだ。

保存されているということは、35歳の卵子は、35年経った卵子ということになり、他に使えなくなった卵子は卵巣の中でなくなっていく。

それにより、女性の中には卵巣内の卵子が減るスピードが早すぎるため、20代や30代で閉経(早発閉経)を迎えてしまう方もいるのだ。そのため、卵巣年齢は不妊にも大きく関わってくるのだ。

卵巣年齢を検査するAMH検査

AMH(アンチミューラリアンホルモン)とは、「抗ミューラー管ホルモン」とも呼ばれる。発育途中の卵胞周囲にある細胞から分泌されているホルモンを指す。

このAMHの血中濃度を測ることで、卵巣内に残っている卵子の数(卵巣予備能)を検査することが可能だ。子供が欲しいと思った際に、「自分の卵子はどれくらい残っているのか」を推測する手掛かりになるの検査なのだ。

この検査は、妊娠できるまでのリミットを知ることが出来るため、年齢に関係なく女性は受けた方が良いだろう。また、「AMH値が良好=質の良い卵子」ということではないので注意しよう。

数値の見方

AMH値の使用単位には、『pM(ピコモル)』と『ng/ml(ナノグラムミリリットル)』の2つがある。そのため、各クリニックで検査を受けた際には、単位を確認する必要がある。

例えば、「4.2」という値の場合、『pM(ピコモル)』と『ng/ml(ナノグラムミリリットル)』のどちらでも不妊治療は行えるが、『4.2pM(ピコモル)』の場合は、早急に治療が必要な値になってしまう。

一方、『4.2ng/ml(ナノグラムミリリットル)』の場合であれば、年齢にもよるがまだ猶予がある値になるのだ。

また、AMH値が0でも妊娠・出産した方はいる。そのため、「AMH値 0 = 卵子 0」ということではないのだ。しかし、AMH値が0の方は、検査から1年間で何とかしなければならないのは確実であり、確率は低い。

なおかつ、AMH値が悪いと卵子の採卵数が少なかったり、場合によっては採れないこともある。

卵巣年齢が低い原因

・卵巣の病気
・タバコ
・無理なダイエット
・ストレス
・睡眠不足
・食品添加物

卵巣は筋肉のように鍛えることは出来ない。そのため、卵巣に負担がかかってしまうと、その分卵巣年齢も上がってしまうのだ。

それにより、年齢が若い方であっても、生活習慣や何らかの病気によって卵巣に負担をかけてしまっている場合、卵巣年齢は高い数値を示してしまう。

上記にも上げたように、卵巣の病・タバコ・無理なダイエットなど、最近の若い方々が経験してきていることが多いだろう。不妊に直結してしまう卵巣年齢は、改善されることはない。

そのため、日頃の生活習慣や喫煙など、出来ることから改善し、卵巣年齢を気にかける必要がある。

卵巣年齢の改善は可能?

卵巣年齢の改善は出来ないのが事実である。しかし、「卵巣年齢が高い(卵子の数が少ない)」=「妊娠率が下がる」というわけではないのだ。

あくまで「不妊治療ができる期間が限られてくる」ということをであり、AMH値が悪くても「グレードの良い受精卵」が出来れば、妊娠する可能性はあるのだ。妊娠するために重要なのは「受精出来る良質な卵子」が残っているかどうかなのだ。

妊娠しやすい質の良い卵子にするために

女性の加齢は、妊娠率の低下・流産率の上昇・胎児障害の増加・妊娠合併症の重症化につながる。そのため、見た目の若さにこだわらず、卵巣年齢の若さ・卵子の質にこだわるべきだろう。

そのためには、卵巣年齢を悪くしてしまう生活習慣の改善とともに、自分の中に残っている卵子をより質の良い卵子にするための生活スタイルを取り入れるようにしよう。

生活習慣・食事などの改善

夜更かしや添加物だらけの食事、運動不足、喫煙、アルコール、ストレスが当たり前になっている人は、少しずつ生活を変えていこう。

寝る時間を一時間早めたり、自炊の回数を週に1、2回増やしたりするだけでも効果はある。

精子や卵子の質の向上

卵子と精子にはその機能を十分に発揮させるための細胞器官が備わっている。それは「ミトコンドリア」と呼ばれるエネルギー製造装置のような器官だ。

しかし、このミトコンドリアは体に良くない生活を続けていると徐々にその数は減少し、必要なエネルギーを作り出すことができなくなってしまう。

そして、卵子と精子の妊娠するための機能が正常に働かなくなるのだ。では、いかにして妊娠するための機能を保たせるのか。

ミトコンドリアの活性化

卵子や精子のエネルギー製造装置の役割を担っている「ミトコンドリア」を元気にさせることが一番の近道だ。方法としては、早寝早起きなどの規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事、適度な運動などがあげられる。

だが、より卵子や精子の質を上げたいのであれば、日常生活の改善の他にも、ミトコンドリアの不足したエネルギーを補給するための「イースタティックミネラル」を含むサプリメントを併用することをおすすめする。

イースタティックミネラル」により、老化したミトコンドリアが甦り、質が悪くなった卵子や精子を回復させることができるのだ。それにより、不妊治療に費やす時間も短縮することに繋がるのだ。

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