2024年3月29日(金)  男性不妊

精液検査(精子検査)の病院の選び方は?

病院の種類

男性不妊に関する専門診療科は泌尿器科である。
また、最近では不妊治療施設で、専門的な男性不妊治療が受けられるようにもなってきているという。

▶︎“精子の活性と質の改善”で注目されている成分とは?

イースタティックミネラルES-27を使った卵子、精子へのアプローチ

病院選びのポイント

・夫婦で一緒に通いやすい雰囲気
・男性不妊専門と女性不妊専門との連携がある施設か
・できるだけ仕事に差し支えないように通えるか
・培養士などスタッフが充実しているか
・担当医との相性は良いか

この中で最も重要なのは、担当医との相性ではないだろうか。なぜなら、不妊治療には根気が必要だからだ。

そこに信頼しなければならない担当医から突き放されたまま治療を進めると、さらにストレスも増し、上手くいくはずの治療もそうではなくなるだろう。
だからこそ夫婦で「信頼できる先生」と出会えれば、よりコミュニケーションを取り「信頼関係」を築いていくべきだろう。

精液検査の流れ

精液検査は、男性の精子状態を調べる検査である。男性不妊症の診断・治療において最も基本となる検査だ。

病院によっては、不妊治療のみの対応で精液検査をする所があるようなので、現状の精子状態を確認したいだけという場合は、事前に電話で確認が必要だ。

・採取方法は、病院から専用容器を渡される。精液の採取前に、禁欲期間を「2~7日」持つ。
・その専用容器に精子を採取するが、下記2つの方法から選択が可能。
「自宅で採取して1時間以内に病院へ持って行く方法」
「病院内にある採取室で採取し、スグに提出する方法」
(*自宅採取の場合、持参時の注意などがあるため、確認が必要。)

採取後、2時間以内の精子を十分に液化させてから調べていく。1回目の検査だけで判定することは少ないため、通常は1〜3カ月以内に2回行い、総合的に判断される。

精液検査の費用

2,000〜10,000円
費用は、クリニックにより自由診療と保険診療があるため、差が大きく分かれている。そのため、検査を受ける前に費用などは事前に確認しておく必要はあるだろう。

検査結果について

2回目、3回目でも、結果が悪かった場合、男性不妊の専門である泌尿器医の診断を受けることになる。

もし、精液中に精子が全くいない無精子症、またはそれに近い重度の男性不妊症の場合で、精索静脈瘤などの原因が発見された場合、それぞれの症状に合った治療を検討していく。

また、基準値は下回っているが、不妊症レベルは軽度〜中度で精子量が少ない場合でも、妊娠させることは不可能ではない。

その理由は、今ある精子の「質が良い」ものであれば、妊娠させる可能性が高くなるからだ。
では、少ない精子でも、妊娠させる可能性をあげるためにはどうするべきか?

出来れば自然妊娠したい

「出来る事なら自然妊娠したい」そう願うのが当然だ。その為に精子の事を知る必要がある。

一回の射精で精子は3ml中に約4億匹、でも子宮口にたどり着き卵管へ到達するのはたったの100匹

精子が卵管にたどり着くには、なんと40000分の1の確率であるという事だ。では、どうしてそれだけ多くの精子が膣内で死んでしまうのだろうか?

精子の寿命は膣内では4時間程度、卵管に入ると2日程度生きる事が出来る。

膣内の液体(バルトリン腺液)は精子にとって過酷な「酸性環境」で寿命は約4時間、卵管内の液体(頚管粘液)は精子にとって好都合な「弱アルカリ性環境」で2日程度。

膣内に射精された精子はすぐには卵管に入り込む事が出来ない。膣内のバルトリン腺液内で40000倍の生き残りレースが行われる。

精子の量や運動率に問題があると指摘され人工授精・体外受精をすすめられたら、その前に一度、人工頚管粘液型の潤滑ゼリーを試してみよう。

膣内環境の悪化が精子を殺し、妊娠の可能性を下げている

膣液は、膣周辺から分泌される「バルトリン腺液」と「頚管粘液」の2種類で構成されている。
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バルトリン腺液は、膣内を清潔に保つため酸性になっており、自浄と潤滑の役割を果たす。
頚管粘液は弱アルカリ性で若干糸を引く程度のサラッとした液体で、子宮から分泌され精子を子宮口に吸い込む役割を持っている。

また、膣内環境の悪化は、ストレス・加齢・ホルモン異常などによって、バルトリン腺液の酸性度が強くなり、もともと弱アルカリ性の液体の中でしか生きる事が出来ない精子を殺してしまうのだ。

性交後に行うフーナーテストで不良の診断を受ける多くは、この膣内環境の悪化が主な原因なのだ。

精子を殺さない膣内環境への対策

膣内の酸性度を排卵日周辺日だけ弱める為、精子が生存しやすい環境にする潤滑ゼリーを使用する事が自然妊娠の可能性を高めると言える。

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