2017年1月17日(火)  不妊

排卵と卵子の関係


排卵と卵子

卵巣内には胎児の時からすでに、卵子の元となる「原始卵胞」が大量に作られ保存されている。
初潮が開始すると、毎月この原始卵胞が脳内ホルモンの影響により育ち、成熟すると排卵刺激ホルモンによって卵巣から卵胞の殻を破り、卵子だけが卵管に向かって飛び出していく。

卵巣と卵管は離れており、排卵された卵子は卵管の先端部分がピックアップすることで卵管内に行けるのだ。そして、ピックアップされた卵子は受精するために精子を求めて「卵管膨大部」まで移動していく。

卵子と精子の寿命

・卵子の寿命

個人差はあるが、だいたい6~24時間だと言われている。その中でも、生存時間内の6~8時間が受精可能時期と言われている。卵子の寿命は、老化が進んでいないほど長い。そのため、良質な卵子に保つことは、妊娠率をアップすることに繋がるのだ。

・精子の寿命

個人差があり、だいたい3~5日と言われているが、2日くらいの方もいれば7日くらいの方もいる。精子に関しても、卵子と同様、老化した精子では受精能力が減少してしまっているので、良質な精子を保つことが妊娠力のアップに繋がる。

排卵周期

卵胞期(低温期)

卵巣内で保存されていた原始卵胞が発育・成熟していく期間。原始卵胞は、月経後に脳下垂体から分泌される「卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモン、卵胞ホルモン」の影響を受け、成熟していく。

排卵期

卵胞ホルモン分泌ピーク後、24~48時間後に脳下垂体から黄体形成ホルモンが大量分泌される。それにより、成長していた卵胞内の一つだけが大量分泌された黄体形成ホルモンの刺激によって成熟していく。
成熟した卵胞の壁は薄くなり、卵胞内から卵子だけが卵管に向かって飛び出すことで「排卵」になる。

黄体期(高温期)

排卵後の卵胞は24~96時間内に黄色く大きな「黄体」となる。黄体は月経周期の20日目頃に最も大きくなり、妊娠維持の為の黄体ホルモンと卵胞ホルモンを分泌させる。
それにより、卵管・子宮が刺激され、受精卵に必要な栄養や子宮内膜を厚くさせるなど、妊娠へ向かって調節していく。

受精卵が着床しなかった場合、月経とともに卵子は体外へ排出され、卵胞期に戻る。

月経期(低温期)

女性ホルモン量が減少することで、分厚くさせていた子宮内膜が必要なくなり、表面の一部が剥がれ落ち、血液とともに排出される。月経(生理)が始まるとともに、体温はさがっていき低温期に入っていく。

妊娠しやすいタイミング

妊娠できる期間は約6日間あり、その中で最も妊娠しやすいタイミングが、「排卵2日前」だ。その次に「排卵3日前」となる。

infertility3371-13

排卵検査薬や基礎体温などで排卵日を把握して、最も妊娠しやすい「排卵2日前」にタイミングをとった方が妊娠率は高まるのだ。

より妊娠しやすいカラダにするためには

基礎体温表

基礎体温も調べておくと確率をあげることが可能になるだろう。

「排卵検査薬では陽性(排卵が近い)、でも基礎体温はすでに高温期3日目」という場合もあるため、自分の排卵のタイミングを把握することが大切なのだ。

排卵検査薬

尿をかけてLHサージ(黄体形成ホルモン)の量が尿中にどれくらい含まれているかで排卵日を予測する検査薬。基礎体温と併用して自分の排卵タイミングを把握している方が多い。

排卵日計算システム

無料でインターネットなどで使用できる、排卵チェッカーをあわせて使用することもおすすめする。

過去の生理日を入力することで、次の排卵日を自動で算出してくれるのだ。パソコンだけでなく、スマートフォンにも対応しているものもあるので、手軽に操作でき排卵日測定ツールとして普及しつつある。
▶︎無料で排卵日と産み分けの最適日を自動判定「ウェルカムチェッカー」

夫婦で妊娠しやすい体内環境にする

より妊娠への道を近づけるためには、排卵検査薬や基礎体温の測定、タイミング法の他にも、体質や生活習慣を改善することにあるのだ。

夫婦ともに、規則正しい生活と日々摂取する栄養、食事内容に目を向けることは妊娠への最大の近道になる。

特に、妊娠〜出産までに必要な「マカ」「タンポポ」「SOD酵素」「葉酸」など、摂取量を把握しながら摂らなければならない。 例えば、厚生労働省が発表している食事以外での葉酸の摂取量は、1日に400μg(0.4mg)以上だ。

しかし、妊活に良い成分全てを効率よく摂取したいところではあるが、全てを満足に摂取することはなかなか大変だ。
また、不必要な成分を余分に摂取することになったり、過剰摂取の不安もある。

そこで今では、これら不妊症に悩む女性や男性に必要な成分を一つにバランス良く配合した「オールインワンサプリや最近注目されている「イースタティックミネラル」を含むサプリなども開発されている。

一つの成分だけにこだわるのもよいが、こういった製品を活用して必要な成分を体にも財布にも負担なく、バランスよく摂取するのも一つの方法ではないだろうか。

夫婦一緒に、日々の食生活・生活習慣を整え、ストレスを溜めないようにし、自分自身でも妊娠しやすい身体作りを心がけていくようにしよう。

  • 特集ミトコンドリアを活性させるイースタティックミネラルを使った卵子、精子の若返り
  • ミトコンドリアを活性させるイースタティックミネラルを使った卵子、精子の若返り 原因が不明な不妊症のうち約90%以上が卵子や精子に問題があり、不妊治療がうまくいかないのが現状です。これらの問題を解決するには卵子、精子の質を改善する必要があります。エネルギーを多く必要とする細胞ほど細胞内のミトコンドリアの量が多く元気である必要があります。とくに、心臓細胞同様に卵子や精子は多くのエネルギーが必要とするためミトコンドリアの量は他の細胞に比べ10倍以上必要 …
  • 続きを見る

▼評価の高い関連記事

  • 子宮頸管粘液について正しく知る子宮頸管粘液について正しく知る 子宮頸管粘液とは子宮の入り口部分の子宮頸部の分泌腺からでる粘液のことである。一般的に濡れない、濡れにくいというのはこの頸管粘液の分泌量が少ないことをいう。 頸管粘液の量が充 […]

コメントを残す

文字サイズ:

  • イースタティックミネラルを使った卵子、精子の若返り

当サイトについて

妊娠や不妊症などに関する一般的な情報から最新情報まで、当サイトのコンテンツをとおして様々な情報を収集していただけます。

お問い合わせ先

NPO法人 医療情報調査研究会
info@kenko-np.com
お問い合わせはこちらで受け付けております。

当サイトについて

健康新聞デジタルニュースは医師による記事監修を行なっています。

PAGE TOP